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サウスバウンド
 東京の下町に住む上原一家は両親と3人の子どもの5人暮らし。父一郎はかつて学生運動の活動家でいまだに反権力を貫いている。日頃から家にいて、小説の執筆にあたっている。生活は妻さくらが経営する喫茶店で細々とまかなっている。長女の洋子は、OLをしている。長男の二郎は小学6年生、妹の桃子は小学4年生で区立の小学校に通っている。二郎はいじめで中学生の勝から恐喝されている同級生の黒木のことがきにかかっていたが、それよりも父親の存在には頭を悩ましていた。区役所から国民年金の集金にも「そんなものは破綻しているから、払わない」「国民の義務というのなら、国民はやめてやる」と言い放つ。さらに、一泊二日の修学旅行についても、「そんなにするはずがない、どうせ旅行会社と教師の癒着があるのではないか」と学校にねじ込むのだった。こうした父親に対して母のさくらはすべて認めていた。それというのも彼女はかつて、一郎とともに学生運動をしており、ジャンヌーダークという異名をとっていたのだった。そのこともあって、さくらは実家の呉服屋とも20年も音信不通になっていた。さくらの母親は興信所を使って上原家を訪ねてきた。その後、二郎と桃子の二人はさくらの実家に行き歓待を受けた。しかし、生活レベルのあまりの違いにうらやましさを感じていた。その後、二郎は黒木とともに勝のところに行き黒木をいじめるのはやめるように言うのだった。すると、勝が二郎に「お前のかあちゃんは人を刺して警察捕まったことがあるんじゃないか」と言われ、思わず勝を殴り倒していた。すると長い間の恨みからか、黒木は勝を殴り続けていた。この事件があって、学校に居づらくなったこともあって、突然さくらが家族みんなで沖縄に西表島に移住しようと提案するのだった。一郎は、元々が沖縄の出身で移り住むという上原一家を西表島の長老サンラーがあたたかくむかい入れて、今は廃屋となっている家に住むように手配をしてくれた。島の人々は皆親切で、サンラーは二郎に、かつて一郎の祖父の使っていた船をあげようというのだ。東京では毎日ぶらぶらしていた一郎は島では勤勉そのもので、畑を耕し、海に出て魚を捕ったりしていた。ところが、この土地は東京の会社が買っていて、ここに老人介護施設を建設するというのだ。強制退去を求める会社に対して上原一家は一郎を先頭に敢然と立ち向かう。
 以前、奥田英朗の原作を読んで、おもしろかったのだが、映画の方はがっかりした。前半の東京の場面でも、いじめとの立ち向かう状況では原作の方が圧倒的によかった。いっぽう、映画の方はいまいちだった。それと何と言っても、学生運動の活動家という夫婦の設定だが、デフォルメしてすぐに「ナンセンス」と繰り返し「資本家」「搾取」といった言葉が連発されていたが、いくらかつての活動家であったとしても、こんな言いようはしないし、もっと現代的にわかるように理論展開はするのであって、戯画化がすぎていると思った。それと、沖縄行きも映画ではさくらが言い出しているが、一郎がウチナンチューなのだから、そこをきちんと描くべきだったと感じた。ということで、期待はずれだった。

監督:森田芳光
出演:豊川悦司 、天海祐希 、北川景子 、田辺修斗
2007年日本映画  上映時間114分
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