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スポットライト 世紀のスクープ
 冒頭、1970年代のボストンでカトリックの神父が警察に連行された。しかし、神父は教会からの迎えの車に乗り、帰っていった。時は移り、2001年ボストンで一番発行部数の多い「ボストン・グローブ」紙に新任の編集局長のバロンが着任した。彼は、噂ではリストラを断行するために来たということだった。ところが、彼はいきなりカトリックの神父による子どもたちへの性的虐待について取り上げようというのだ。この件には社内でひとつの事件を掘り下げて取材する「スポットライト」のチームに託された。チームはロビーをキャップにマイクとサーシャ、マットの4人だ。そして、ある神父の虐待を告発する弁護士にマイクは接触する。さらに、グローブ紙の記録から、神父による虐待事件の記事から調査を始める。さらに、かつて虐待問題について資料をグローブ紙に送ったという当事者団体の代表とも会う。しかし、ボストンの市民の半数はカトリックの信者であり、教会がらみの取材では、なかなか協力が得られない。それでも、地道に取材と調査を重ねていくと、数十人の神父が関わっていたことを突き止める。取材班は犠牲者とも面談をするが忌まわしい過去を思い出し泣き出す人もいる。さらに、過去を恥じ、自死した人々もいた。こうして、彼らの努力は報われ、グローブ紙が提訴し、これまでの記録の開示を勝ち取り、とうとう新聞紙上に掲載することができ、大反響を得た。
 このスクープ以降全世界で、カトリック神父による各国で性的虐待の状況が明らかになった。こうした隠蔽ともみ消しの体質に対し、2013年ローマ教皇となったフランシスコは、今後こうした事態に対して断固たる対応をとると明言した。この作品で明らかになったのは、虐待を繰り返していた神父たちは貧しい家の子をターゲットにしていたという。この子どもたちにとって神父は神と同義で彼らに親切にされると、天にも昇る気になり、言われるままに様々な要求に応えていくのだという。ボストン紙によるスクープがなければ、こうした虐待の状況はまだ続いていたかもしれない。それにしても、現在日本のマスコミは、戦前の戦争協力体制に雪崩をうって荷担していった過去の反省を忘れ、自ら権力にすり寄り、かれらの意向を忖度するといった姿が目立っている。少しはきちんと対応をしてもらいたい。そうは言っても安倍と食事会をするようなマスコミ中枢の連中が多く、真っ当に仕事をする記者たちがいても潰されていくのだろう。
 
 

監督:トム・マッカーシー
出演:マーク・ラファロ、マイケル・キートン、
レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバー、ジョン・スラッテリー、ブライアン・ダーシー・ジェームズ

2015年米映画                     上映時間:128分
 冒頭、1970年代のボストンでカトリックの神父が警察に連行された。しかし、神父は教会からの迎えの車に乗り、帰っていった。時は移り、2001年ボストンで一番発行部数の多い「ボストン・グローブ」紙に新任の編集局長のバロンが着任した。彼は、噂ではリストラを断行するために来たということだった。ところが、彼はいきなりカトリックの神父による子どもたちへの性的虐待について取り上げようというのだ。この件には社内でひとつの事件を掘り下げて取材する「スポットライト」のチームに託された。チームはロビーをキャップにマイクとサーシャ、マットの4人だ。そして、ある神父の虐待を告発する弁護士にマイクは接触する。さらに、グローブ紙の記録から、神父による虐待事件の記事から調査を始める。さらに、かつて虐待問題について資料をグローブ紙に送ったという当事者団体の代表とも会う。しかし、ボストンの市民の半数はカトリックの信者であり、教会がらみの取材では、なかなか協力が得られない。それでも、地道に取材と調査を重ねていくと、数十人の神父が関わっていたことを突き止める。取材班は犠牲者とも面談をするが忌まわしい過去を思い出し泣き出す人もいる。さらに、過去を恥じ、自死した人々もいた。こうして、彼らの努力は報われ、グローブ紙が提訴し、これまでの記録の開示を勝ち取り、とうとう新聞紙上に掲載することができ、大反響を得た。
 このスクープ以降全世界で、カトリック神父による各国で性的虐待の状況が明らかになった。こうした隠蔽ともみ消しの体質に対し、2013年ローマ教皇となったフランシスコは、今後こうした事態に対して断固たる対応をとると明言した。この作品で明らかになったのは、虐待を繰り返していた神父たちは貧しい家の子をターゲットにしていたという。この子どもたちにとって神父は神と同義で彼らに親切にされると、天にも昇る気になり、言われるままに様々な要求に応えていくのだという。ボストン紙によるスクープがなければ、こうした虐待の状況はまだ続いていたかもしれない。それにしても、現在日本のマスコミは、戦前の戦争協力体制に雪崩をうって荷担していった過去の反省を忘れ、自ら権力にすり寄り、かれらの意向を忖度するといった姿が目立っている。少しはきちんと対応をしてもらいたい。そうは言っても安倍と食事会をするようなマスコミ中枢の連中が多く、真っ当に仕事をする記者たちがいても潰されていくのだろう。
 
 

監督:トム・マッカーシー
出演:マーク・ラファロ、マイケル・キートン、
レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバー、ジョン・スラッテリー、ブライアン・ダーシー・ジェームズ

2015年米映画                     上映時間:128分
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