FC2ブログ

*All archives* |  *Admin*

2018/11
≪10  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   12≫
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
大統領と小さな孫
 とある国、そこは軍事独裁政権による支配が行われている。独裁者は大統領で家族と宮殿で暮らしている。ある夜、大統領は孫と町の灯りを見ていた。孫に自らの権力の有り様を示そうと、町中の電気を止めさせる。そして、孫にも同じようにやらせる。消すことはできたが、つけることはできない。すると、町中のそこかしこで銃撃音と爆破の炎が点在するのがわかった。クーデターが起きたのだ。事態を重く見た大統領は妻と二人の娘たちを空港に連れて行く。孫も一緒に飛行機に乗せようとするが、孫は宮殿で一緒に育った幼なじみのマリアと別れるのは嫌だと言って、大統領とともに現地に残ることにした。しかし、宮殿への帰途町中は反対派のデモに制圧されていた。やむなく、空港に戻るが、それまで大統領に仕えていた軍楽隊までも大統領に銃を向けるのだった。そこで、再び車を出すが、またしても武装デモ隊に取り囲まれ、ボディガードまで殺され、大統領は孫と逃げるのだった。最初に床屋の家に入り込み、銃で脅して衣類を奪い、孫とともに着ていた軍服を処分する。そこで、奪った鬘を付け、これまた盗んだギターで孫を踊らせ、旅芸人を装って逃亡に旅にでる。そこで、大統領の見た光景は自分たちの贅沢な生活を支えるために、国民からの収奪をし尽くし、貧しく疲弊した国民たちの姿だった。しかも、クーデターで暴徒化した軍人たちは蛮行に走っていた。大統領に対しては高額な懸賞金が懸けられ、国中で捜索がおこなわれていた。一方、幼い孫は用足しの始末もした経験もなく、逃亡生活に戸惑っていた。大統領の方は、一度だけ電話で国外の配下と連絡を取り海に迎えの船を手配していた。この逃亡中、政治犯だった数人の男たちと行動を共にすることになった。彼らは、大統領の支配に反対し様々な抗議行動に従事し、拷問によって足を砕かれ歩くこともままならぬ状態だった。その内の一人は大統領の息子夫婦、つまり孫の両親をテロで殺害した実行犯の一員だった。大統領は息子の仇と声を上げそうになるが、それをかみ殺し、歩けぬ彼を負ぶって移動する。しかしとうとう大統領と孫は住民に捕まってしまう。銃殺にされそうになるが、懸賞金を皆で分けようとか、残酷な方法で大統領と孫を苦しめようという声が次々に聞こえる。すると、元政治犯だった男が、こんな形で報復して何になる。こんなことを繰り返せば、憎しみの連鎖は増大し永遠に続くことになると説くのだった。
 アラブの春の後カダフィーの最後を彷彿とさせるような場面があり、その後のアイエスの台頭なども含め、胸を打たれた。昨年末パリでのテロ事件の際、家族を亡くした新聞記者がテロリストを赦すという文章をSNSにアップした。
彼の思いこそ、この映画で訴えたかたを表現していると思った。


監督:モフセン・マフマルバフ
出演:ミシャ・ゴミアシュビリ、ダチ・オルウェラシュビリ、ラ・スキタシュビリ、グジャ・ブルデュリ、ズラ・ベガリシュビリ


2014年 ジョージア・フランス・イギリス・ドイツ映画                  上映時間:119分
スポンサーサイト
Secret
(非公開コメント受付中)

プロフィール

skdfg

Author:skdfg
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード
ブログ内検索
Amazon

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。