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家族の灯り
 ポルトガルの港町、夕暮れでガス灯に灯りがともされていく。ジェノボはこの町で集金と帳簿付けの仕事をしている。妻のドロテイアと息子ジョアンの嫁ソフィアの3人で暮らしている。毎日繰り返されるのは、息子ソフィアが8年前に家を出て行ったまま帰ってこないことへの、繰り言ばかり。噂では、息子は犯罪に手を染め刑務所に入ってしまったとか、とかくいい話は聞かない。ただ、母のドロテイアは息子かわいさが優先している。そこで、ジェノボはなるべく息子の悪い噂を耳に入れまいと気を遣っている。ドロテイアは幼い頃自らの両親を亡くし、ジェノボ夫婦が育て、成人してジヨアンと結婚したので、現在もこの3人で暮らしている。時々、ドロテイアがジェノボにもっと金を得る機会があったのにと愚痴をこぼすが、実直な彼はあまり取り合わない。そんな家族の元に突然息子が舞い戻ってくる。訪ねてきたジェノボの友人シャミーソや妻の友人カンディニアが息子の帰還を喜んでくれた。しかし、彼らの話にそっぽを向くジョアン。そして深夜、妻のソフィアに今まで窃盗で逮捕され務所に入っていた。これから二人で逃げようと誘う。しかし、それを断ると、ジェノボが集金してきた金を金庫から出して持って行こうとする。ソフィアが大声を出してジェノボに知らせるが、父親を振り切って家を出て行った。後を追うソフィアだが、結局逃げられてしまった。途方に暮れる一家。一時は、被害届けを出そうとするジェノボだったが、その届けを破り捨てたところに、警察がやってくる。
一緒に来た連中は、ジェノボが金を盗んだと主張している。
 当初、この作品はクラウディア・カルディナーレ(妻ドロテイア役)と、ジャンヌ・モロー(カンディニア役)の二人の出演者が出ていることに注目した。もちろん、ふたりともかつての面影を探すのにはずいぶんと苦労してしまった。ただ、物語はジェノボ一家の室内での会話が中心。元々、1923年に発表されたラウル・ブランダンの戯曲を元にしている。なぜ、現代にこの時代の作品を映画化したのか、105歳になるマノエル・ド・オリヴェイラ監督の胸中は計り知れない。ただ、昨今「21世紀の資本」にも書かれているように、現代の格差社会は第1次・第2次大戦を経て、再びかつてのように格差が拡大し固定化しているという指摘があるように、この作品でも堅実で正直なまま生きていても、格差に押しつぶされていくといった現状を描いていると思われる。映画の冒頭港にたたずむ髭の男がジヨアンだということが、わかるのだが、この意味は不明だ。


監督:マノエル・デ・オリヴェイラ、
出演:ミシェル・ロンズデール、クラウディア・カルディナーレ、ジャンヌ・モロー、  レオノール・シルヴェイラ、リカルド・トレパ、ルイス・ミゲル・シントラ

2012年ポルトガル・フランス映画 
上映時間:95分
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