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チルソクの夏
 下関と釜山は姉妹都市と言うこともあって、親善事業の一環として毎年夏に関釜陸上競技大会が開催されていた。この年1977年は釜山で開かれ、下関の高校生たちがやってきた。その中の長府高校陸上部の郁子は、走り高跳びの選手で仲良しの3人の仲間と釜山の町を観光していた。大会では、男子走り高跳びの韓国の安大豪からアドバイスを受け、郁子は自己記録を更新した。歓迎レセプションの後、政情が不安定で夜間戒厳令が出されていたにもかかわらず、郁子たちの宿舎を訪ねてきた安。彼は木に登り、窓越しで、互いの住所を教え、来年の七夕(ハングルでチルソク)また会おうと約束するのだった。帰国後、二人は文通を始める。しかし、二人の両親は理解を示さない。郁子の父は、ギター抱えての流しをしているが、カラオケに押されて仕事にいきづまっており、娘と韓国の青年のつきあいに露骨に反対する。しかし、郁子は陸上部のトレーニングと家計を助けるため、毎日走って新聞配達をしていた。一方、安の母親も日本の植民地時代に親族が日本人に殺されたということから、いまだに日本に対する悪感情を持ち続けていた。それでも、郁子の陸上部の仲間である真理、巴、玲子は一緒にハングルを勉強していた。そして、翌1978年の大会が下関で開かれた。安もやって来た。1年ぶりの再会に心をときめかせた郁子。歓迎レセプションの席上、安は日本語で「なごり雪」を歌った。すると韓国の関係者からすぐに制止され、怒られたのだった。当時、韓国では日本の歌をはじめ映画等見ることも聞くことも禁じられていたのだ。それでも、3人の友だちたちの協力によって、やっと二人で会うことができた。その後、この大会も中止となったが十数年後再会されることになった。
 現在でも、在日朝鮮人への差別と偏見が存在しているが、もっと露骨で色濃く差別あった時代の物語。下関出身の佐々部監督の作品で、「カーテンコール」より製作はこちらの方が2003年で1年前だが、時代は1977年で「チルソクの夏」の方が後の話である。まだ、インターネットでのメールや携帯電話もなく、文通というアナログだがけっこう暖かみのある伝達手段というのもよかったなと、つい思ってしまう。もちろん、韓流ブームなど夢のような話で、互いにまだまだ反目と憎しみという国民感情を底流持つ時代だった。そうした背景を知る上で、「カーテンコール」とともに観ることによって、自らの韓国・朝鮮との関係を見直す良い契機となる作品といえる。それと、「スイングガールズ」に出演前の上野樹里が出ており、やはり光っていた。また、イルカのエンディングで流れる「なごり雪」のハングルバージョンもよかった。


監督:佐々部清
出演:水谷妃里 、上野樹里 、山本譲二
2003年 114分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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