FC2ブログ

*All archives* |  *Admin*

2019/11
≪10  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   12≫
ペコロスの母に会いに行く
 長崎に住むゆういちは、年老いた母みつえと息子のまさきの3人暮らし。ただ、最近はみつえが認知症気味で心配だった。オレオレ詐欺の電話が入り孫のまさきの名前をかたるが、そこにまさきが帰宅すると、電話の受話器を戻さずそのままにしてしまう。ゆういちは、地元のタウン誌に勤めているが、ノルマの広告を取れず公園でギターの弾き語りの練習をしたりしている。一方、まさきもアルバイトで働いている。そんな一家の夕食はまさきが買ってきたコンビニ弁当だ。ゆういちは最近みつえの下着が買っても、すぐになくなることに気がついた。それは、タンスの中に入っていた。そこで、介護士に相談すると、認知症の症状だという。思い切ってゆういちは、グループホームさくら館への入所を決める。最初は、抵抗のあったみつえも徐々になれていった。しかし、そうしたなかでゆういちのことも、わからなくなってしまった。そこで、帽子を脱いで、トレードマークの禿げた頭を、なでてもらってわかってもらえた。ある日ゆういちはみつえの妹であるよしのとすずこを伴ってホームを訪ねた。この兄弟たちの会話もちぐはぐだ。こんな日々が続き、ゆういちも会社をくびになり、ちょくちょくホームに来ることできるようになった。すると、さっきまでお父さんがそこにいたとか、妹のよしのもいたと言う。ゆういちがもう父ちゃんは10年前に死んでるし、おばさんも子どもの頃に死んでいると言おうとした。しかしみつえは「あの人たちは死んでからのほうが、よく訪ねてくれるようになった」というのだった。そして、みつえの故郷、長崎県天草での子ども時代、親友だったちえこが戦前長崎に奉公に出されたこと。1945年8月9日の原爆が投下された日のこと。戦後結婚して長崎で暮らし始めたことなどを思い出す。そんななか、長崎ランタンフェスティバルに母みつえと妹のよしの、すずこたちを連れて見学にいく。すると、最初によしの、すずこたちの行方がわからなくなり、それを捜しに手分していくが、今度はみつえも車椅子から降りて歩き出す。みつえは幻想的なランタンに囲まれためがね橋の上で死んだ夫や親友のちえこと会っていた。それを見つけたゆういちが写真を撮るとしっかりと手を握り合っているようなみつえの姿が写っていた。「ボケるとも悪か事ばかりじゃなかかもしれん」というゆういちの独白で映画は終わる。
ゆういちと同世代なので、親の青春時代とか人生といったことも思い出してしまった。残念ながら母は3年前に他界しており、実体験であのような認知症の場面には遭遇してはいない。ただ、飲んだくれの父親は共通している。ゆういちの父親は被爆者だという。多分戦争体験もあるのだろう。我々世代の男親は戦争にいっており、理不尽な境遇で人殺しを強要されてきた世代で、そのトラウマが酒に走らせたのではと今では思えるが、当時は非常に嫌悪を感じた。それはともかく、森崎東監督も久しぶりだ。ちなみに寅さんシリーズで山田監督に代わって第3作「フーテンの寅」を撮っている。それと、喜劇・女は度胸シリーズは忘れがたい。先日亡くなった米倉斉加年もたしか「女売り出します」にスリの役で出ていたと思う。森崎監督にもっとがんばってもらいたい。


監督:森崎東
出演:岩松了、赤木春恵、原田貴和子、加瀬亮、竹中直人、温水洋一、原田知世

2013年日本映画           上映時間:113分
スポンサーサイト



Secret
(非公開コメント受付中)

プロフィール

skdfg

Author:skdfg
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード
ブログ内検索
Amazon

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30