FC2ブログ

*All archives* |  *Admin*

2020/01
≪12  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31   02≫
小さいおうち
 1930年布宮タキは郷里の山形から東京に出てきて、小説家の浅野の家で女中として働く。その1年後、浅野の親戚である平井家に女中として働くことになった。平井家は遠くからも目立つ、赤い屋根のモダンな家だった。当時、東京の裕福な家では女中を置くのが一般的だった。平井家の当主は、玩具会社の常務をしており、妻の時子は夫より10歳年下で美人の誉れが高かった。二人には恭一という小さな子どもがいた。タキは心優しい時子とともに、これからの激動の時代を生きていた。
 一方、現代の場面では、亡くなったタキの様子も描かれる。タキの元をたびたび訪れたのは、健史という大学生でタキの妹の孫だった。たまたまタキが平井家で女中をしていた頃の手記を書いているのを見つけ興味をもった。健史はタキに誤字を直すという口実で、書き進めるように勧めた。タキの手記には、「南京攻略」の頃の意気揚々とした平井家の描写や、東京オリンピック開催にわく様子が描かれており、健史は、もう軍国主義に覆われていたのではと疑問を呈す。しかし、タキはそんなことはないと言う。そんな平穏な日々の中、恭一が小児麻痺の症状が出た。そこで、医者から恭一を毎日マッサージに連れてくるように言われる。そこでタキは半年間恭一を連れて通院する。そしてその後も自宅でマッサージを続けることによって恭一は歩けるようになる。ただ、そのため小学校への入学は一年遅れる。そんなおり、1911年の正月、平井家に玩具会社の社長以下主立った人々が集まった。そこに、遅れてやって来たのが。板倉正治だった。彼は、平井家の近所に住んでいる、新入社員だった。板倉は近視と気管支が弱いということで徴兵は丙種ということで芸大を出て、デザインの仕事をしていた。この正月の訪問を契機に板倉は近所だということもあり、たびたび平井家を訪問するようになった。
台風で、平井が帰宅できないという知らせを、あわせて雨戸の修繕などをして平井家に泊まっていった。その際、雷で停電した際、時子は板倉にキスをする。その後、平井が社長から板倉の見合い写真を預かり、見合いをまとめるようにいわれ、時子に板倉に話すように言いつける。
 その後、板倉の元を訪ねる時子に、タキはある日帯の締めた模様の違いに気がつく。そして、戦争が拡大し太平洋戦争が始まる。そんななかついに丙種の板倉にも招集礼状が来た。そのことを告げにやって来た板倉。翌日帰省し入営の準備をする板倉のもとに行こうとする時子を止めるタキ。そしてその際にある秘密を心に秘めて亡くなるまで一人抱え込んだタキ。
 戦争前夜、けっこう市井での生活描かれていた原作だったことを思い出した。ただ、映画では時子の不倫がメインになっており、戦争への突入が国民そのものも支持していった結果であったという側面も描いて欲しかった。ただ、舞台となったのも中流以上ということもあり、宜なるかなという思いもある。現代では殆どみることが珍しくなった正月を迎えるための大掃除やおせち料理の準備などの描写がある。しかも原作ではタキがけっこうやりくりして食生活もそれなりに豊かだったことも描かれている。そうした裏状況も含め、山田監督自身のノスタルジックな思いも込められているように思われた
 
監督:山田洋二
出演:松たか子、倍賞千恵子、吉岡秀隆、黒木華、妻夫木聡、片岡孝太郎、室井滋、橋爪功、吉行和子

2014年日本映画      上映時間:136分
スポンサーサイト



Secret
(非公開コメント受付中)

プロフィール

skdfg

Author:skdfg
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード
ブログ内検索
Amazon

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カレンダー
12 | 2020/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -