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二つ目の窓
 奄美大島に住む界人は、高校1年生で夏休みを迎えた。学校からの帰り道同じクラスの杏子が制服のまま海に入って泳いでいた。そこで、彼女を自転車に乗せ送っていった。杏子の母イサは島の巫女のような存在だが、重い病気に罹って入院中だ。一方、界人は父篤と離婚した岬が奄美に戻って界人を育てていた。しかし、母岬には絶えず男の影が見え隠れしているようで界人には耐えられなかった。数日後、界人は東京で暮らす父の元を訪れた。父は、刺青師として東京で働いていた。久しぶりに会った父に界人は単刀直入に「なぜ離婚したの」と聞くが大人の世界のことなので、よく理解できなかった。奄美では、イサの具合が悪化したため、自宅にベットを持ち込んで最後の瞬間を待つことにした。家族3人でふれ合い、自然とも交信する。イサは杏子に「私が死んでも、杏子の子どもへと命は繋がるから、怖いことはない」という。海のそばにいつもいる島の長老亀爺は杏子に「あんたは今人は死なないと思っているだろうが、人は必ず死ぬ。それは、どうしょうもないことだ」という。そして、杏子の島唄を聴いてイサは安堵したようだった。それから、数日後イサの容態が悪くなり親戚が集まるが、イサはある島唄を歌って欲しいと言い、それを聞きながら、皆に見守られながら息をひきとる。イサの死後、界人と杏子は会っていて杏子から「セックスしよう」と誘われるが、界人はそれを拒む。そして、母親の岬に「次々に男を作ってはずかしい」と怒りをぶつける。しかし、それを聞いていた杏子が界人を非難する。すると、その日から母は家を出てしまい、携帯電話も繋がらない。折りからの台風が上陸していることも影響してはいるのだが、界人は心配であちこと探し回る。杏子も界人を心配して家に連れてくる。すると、杏子の父徹は、岬は何よりも界人のことを大事に思っているのだということを告げる。翌日、台風が通過し、岬の勤めているレストランに駆け込み、界人は「お母さんは、僕が守る」と言い、和解する。その後、界人は杏子と結ばれ、怖がってた海に二人で入り泳ぐのだった。
日本の死生観をテーマを中心に、清青も描いている。特に、離婚を経た母親の男性関係に対する高校男子の思いが、杏子から誘われてもなかなか応じきれないという、あたりがうまく表現されていた。とは言え、命の繋がりについても、やはり女性の方がより実感できるのだろうと思った。もともと、生物の起源は海、とくに人間は海と切っても切れない関係にある。海水と子宮の中の羊水の塩分濃度は同じ。生物は進化の過程を再現しているということは事実である。そうしたことも踏まえて、ラスト二人が結ばれ海で泳ぐというシーンにつながったのだろうか。
 
監督:河瀨直美
出演:村上虹郎、吉永淳、杉本哲太、松田美由紀、渡辺真起子、常田富士男

2014年日本映画     上映時間:120分
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