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飢餓海峡
 1947年北海道の岩内町の質屋に2人組の強盗が入った。駅には、もう一人の仲間である犬飼が待っていた。3人は函館行きの列車に飛び乗った。この時折から台風が接近しており、2人組が質屋に火をつけたので、岩内町は大火にみまわれたのだ。一方、3人は函館の手前で列車が強風のため立ち往生してしまったので、列車から降りて函館に向かった。すると、警察と消防の車が海岸の方に向かっていった。3人もこの一行に紛れて海岸に行く。この日青森を出た青函連絡船の層雲丸が台風で遭難多くの乗客が水死した。ところが、連絡船の乗船名簿に載っていない2人遺体が海岸に打ち上げられていた。函館署の刑事弓坂が調べていくと、死んでいたのは沼田と木島という網走刑務所を出たばかりの男だった。彼らは温泉で岩内の質屋が財産を家に持っているということを聞き、もう一人の犬飼とともに岩内の質屋を襲ったのだった。一方の、犬飼は一人で下北半島に上陸し恐山で見かけた杉戸八重という女のいる花やという店で彼女の客になった。犬飼は持っていた金を無造作につかみ、八重に渡すのだった。八重はこの金で店の借金を払い、父親の病気を治したり、弟が生活できるようにする。そして、単身東京に出るのだった。しかし、学歴もない若い女性が東京でできる仕事はそんなにない。ふたたび、娼婦となって暮らすのだった。それでも、犬飼への想いはずっと続いていた。彼の手の爪を切ってやり、その親指の爪を後生大事に持っていた。そして10年が過ぎ、売春防止法が施行されるいうことで、身の振り方を店主から聞かれた時、新聞に載っていた記事に釘付けになった八重。そこには、忘れもしない犬飼の写真が載っていたのだ。彼は刑余者救済のため大金を寄付したというのだ。ただ、名前が「樽見京一郎」となっていた。八重は樽見が舞鶴で食品会社の社長として成功しているというが、とにかく会ってお礼を言いたいと思い単身舞鶴に行く。自宅を訪ねると、妻が応対したが樽見に会いたいというと、樽見が出てきた。しかし自分は犬飼ではないとしらをきる。それでも、八重があることを思いだし、犬飼に詰め寄る。すると、犬飼こと樽見は八重の首を絞めて殺すのだった。そこに、入ってきた樽見の書生小川も彼に殺されてしまう。ただ、樽見の妻は町に用足しに出かけてしまっていた。翌日海岸で二人の遺体が発見される。二人とも首を絞められており、心中にはみえない。ここで舞鶴署の味村刑事が登場する。
 W106方式という16ミリフィルムで撮影し、35ミリに広げて上映するという内田吐夢監督による1965年の作品だ。このため、粒子が粗くザラザラした感じに仕上がっている。リアルタイムでも見たが、改めて見てみるといろいろと気がつくことがあった。伴順分する刑事が下北半島の崖を登るのシーンでは長靴に荒縄が巻いてあり滑り止めに使っていたり、細かいところにきを使っているように思えた。敗戦から2年の東京は都市部ではデモがあったりするが、八重の友だちの「オンリーさん」の住む少し郊外はけっこう焼け野原から少しだけ復興しているように見えた。さらに、これから10年たっても、舞鶴の警察の留置所の拘置施設は木製の牢屋そのものだった。それと、いくら容疑者樽見の口を割らそうと、舞鶴から函館まで移送するのは不自然だと思う。
 
 
監督:内田吐夢
出演:三國連太郎、左幸子、伴淳三郎、藤田進、三井弘次、沢村貞子、高倉健

1965年日本映画      上映時間:183分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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