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ブラック・ブレッド
 1940年代、スペイン内戦終結後のカタルーニャ地方。ある日、森で荷馬車の帰宅しようとしていたディオニスが襲われ荷台に乗った息子クレットともども崖から落とされて死んでしまう。崖下でクレットが息絶えるのを目撃したのが、彼を知るアンドレウという少年だった。当初は事故と見ていた警察だったが、遺体を調査した結果、殺人事件として捜査を開始した。かつて、左翼運動に傾斜していたアンドレウの父ファリオルが疑われた。そこで、ファリオルはフランスに行くと、旅だった。母は紡績工場で働いており、アンドレウは祖母の家で暮らすことになる。そこには、事故で左手首を失った従姉妹のヌリアたちもいて、一緒に学校に通うことになった。ある日、ヌリアに教えてもらった屋根裏部屋の鍵を開けると、そこには父ファリオルが隠れていたのだ。しかし、あることがあって、突然警官隊が捜索に入り、父は逮捕されてしまった。その際、アンドレウに「農場主のマヌベンスさんに話せ」と言い残した。母にそのことを伝えると、母はアンドレウとともにマヌベンス夫人に会いに行った。彼女から、町長あてに穏便に済ませてほしいという嘆願の手紙を書いてもらい、町長のもとに行く。すると、母だけが部屋に呼ばれ、町長は旧知のアンドレウの母を弄ぶのだった。しかし、ファリオルは依然として刑務所に収監されている。ある日、ヌリアと墓にいたアンドレウに死んだディオニスの妻が父にまつわるある事実を話すのだった。それは、以前、マルセルという青年が、マヌベンス夫人の弟と肉体関係を持ったため、村人たちから集団で制裁を受け、去勢されたのだという。それを実行したのがファリオルとディオニスだと言うのだ。そして、ファリオルの死刑が執行されるということになり、最後にアンドレウはマヌベンス夫人に宛てた手紙を預かる。そこには、医者志望のアンドレウを養子にして、医学部への進学を可能にしてほしいと書いてあった。結局アンドレウはマヌベンスの養子となり、進学する。そして、学校に面会に来た母親に冷淡な対応しかしない。
 スペイン内戦で敗北した左翼側のファリオルだが、村人からは村八分にされ、教会からも宗教を否定している左翼だということで葬式もあげられない。そんな孤立したなかで、結局頼っていたのが農場主でその闇の仕事を実行し、黙って死んでいくから、息子の夢をかなえてやりたいということなのだ。そこには、思想も関係なく敗北の上に敗北を重ねるという構図になっている。結局、町長や猥褻教師など悪い大人ばかりで、農場主ともどもしぶとく生きているあたりは、何とも後味の悪い印象しか残らない。


監督:アグスティ・ビリャロンガ
出演:フランセスク・コロメール、マリナ・コマス、ノラ・ナバス、ロジェ・カサマジョール、ルイーザ・カステル、セルジ・ロペス

2010年スペイン映画    上映時間:113分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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