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共喰い
 1988年夏山口県下関市の海から近い河口の町が舞台。17歳の高校生遠馬は父と義母と3人暮らし。実母の仁子は近所で魚屋をしながら一人で暮らしている。遠馬は時々近くの神社の倉庫で同級生の千種とセックスしている。しかし、行為の最中に遠馬の頭をよぎるのは父親の性癖だった。遠馬の父円(まどか)は性行為の途中相手を殴る癖があった。仁子もそのことが原因家を出たのだった。時々遠馬は円とその後結婚した琴子の顔に痣が残っているのを見ているし、夜の行為ものぞき見したこともあった。そんな父の血を受け継いでおり、千種との行為でもそんな衝動にかられることを恐れていた。そして、夏休み毎日をもてあます遠馬は衝動的に千種を呼び出し、神社にいくがコンドームも用意していず、いきなり押し倒す。しかし、そうした行為に怒った千種は遠馬をはねのけ、さっさと帰ってしまう。悶々とした日々をすごした遠馬は父が時々通っているアパートの女性の元を訪ね、彼女を相手にセックスする。すると、その女性は父円に、遠馬には円と同じ性癖があるのではと言っていたと伝えていた。そうして、夏祭りが近づき、円はその準備で忙しく家を空けていた。すると、琴子が遠馬に妊娠と近く家を出ることを告げるのだった。一人でベッドに寝転びながら本を読んでいると、神社で遊ぶ子どもたちが、遠馬を呼ぶ。出てみると、千種も一緒だった。彼女は仲直りにあさって神社で待っていると告げて帰っていった。二日後、今にも雨が振りだそうとする頃、琴子が家を出て行った。帰宅した円に、琴子が家を出たことを告げると、慌てて探しに出かけた円。すっかり、本降りになった頃、子どもたちがやって来て「千種が大変だ」と告げる。神社に行った遠馬は千種の痛ましい姿を目の当たりにする。円が千種をレイプし殴ったのだった。一人で起き上がることもできない千種をおぶって、仁子のところまでやってきた。仁子は「あの男の始末は私がやる」と魚をおろす包丁を持って雨のなかを歩いていく。遠馬は千種を警察の前まで送り、後は一人で行けと言い残し、母の後を追った。
 ラストは小説の後日談的なエピソードも加えられていた。特に印象的だったのは、仁子を拘置所に訪ねた遠馬に「もうすぐ、あの人(昭和天皇)が死ぬようだし、そうなれば恩赦もあり罪も軽くなる。私の手がなくなったのも、あの人の始めた戦争のせいだから、その借りを返してもらう。そんなことを考えて、あの人より一日でも長く生きていこうと思っている」と言う場面だ。それと、人間の性衝動と潮の満ち引きと連動する河口の早送りの描写で表現している。流れ込まれたゴミや雑排水の混ざり合った川が人の欲望までも飲み込むさまを映し出しているようだった。


監督:青山真治
出演:菅田将暉、木下美咲、篠原友希子、光石研、岸部一徳、田中裕子

2013年日本映画      上映時間:102分
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