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ある秘密
 1985年のパリ、フランソワは家からの電話で高齢の父親が行方不明だと知らせを受け、急いで実家に戻る。その過程で子どもの頃をふと回想する。幼少のフランソワは、病弱で体を動かすのがあまり好きではなかった。一方父は器械体操の器具を家に持っているほどで体を鍛えるのが趣味だった。母タニアも若い頃水泳の選手で見事な高飛び込みを披露していた。そうした両親に育てられたフランソワは負い目を感じ、運動万能な幻想の兄を作り出し、食卓に彼の分の食器を並べ両親を狼狽させた。ある日、屋根裏部屋で古い犬のぬいぐるみを見つけだし母にしかられながらも、自分の部屋に持ち帰った。ふと、兄の幻影に驚きぬいぐるみを投げつけた。すると、それは窓を割り外に落ちていった。たまたま通りかかった父マキシムはそのぬいぐるみに恐れとも驚きともとれる異様な反応を示した。そこで、フランソワは小さい頃から通っている向かいにあるマッサージ店の女主人ルイズに事情を聞いた。すると、彼女は重い口をようやく開き、過去の話をしてくれた。それは、そもそもマキシムが第二次大戦前に結婚するところから始まった。その時の結婚相手はアンナという女性だった。その結婚式当日、アンナの兄ロベールは妻のタニアとともに祝福にやってきた。すると、マキシムは一目で義理の兄嫁タニアに惹かれてしまった。アンナとマキシムの間に息子シモンが生まれる。シモンは運動が得意でマキシムは溺愛する。しかし、戦争が始まり、マキシムやアンナの一族はほとんどがユダヤ人で、皆ナチスからの弾圧に不安を感じていた。やがて、パリのユダヤ人たちは黄色い星を胸につけ、ユダヤ人であることを知らせることが義務づけられた。そこで、彼らは国境を越えフランスから脱出することを画策する。戦地から帰ってきたマキシムらが先発で脱出した。そこに、夫が戦地で捕虜となったタニアも先に合流する。一方、アンナやルイズたちは遅れて合流することになった。シモンを連れて国境の町に着いた一行にナチスの一団がパスポートの提示を求めた。すると、アンナは偽造したパスポートではなく、ユダヤ人のパスポートを提示してしまい、シモンとともに連行された。一方、マキシムは避難先でタニアに道ならぬ恋に陥ってしまう。
 「自閉症」や精神病の児童の臨床医が本職のフィリップ・クランベールによる自伝的同名小説を映画化したもので、監督自身もユダヤ人ということで自らの実体験も織り込んだ作品。1985年の現代が白黒画面で、やがて回想場面がカラーで描かれる。しかも、マキシムが体を鍛えるジムの場面に最初はフランソワが、そしてシモンがアンナとともに現れる場面は「秘密」の暴露という感じで印象的だ。それにしても、いかに水泳選手だといっても、戦争から避難している場にも水着をもっていくのかと疑問もある。それと、ドイツの侵攻に対してユダヤ人も招集されマキシムやロベールは戦争にいったことになっている。そうしたこともあったのか。それにしても、アンナは明らかに夫と兄嫁タニアのことをわかっていて、わざと捕まり収容所送りにされたんだけど、悲しい。そうした人間模様を医者であるフランソワが暖かく見守る。なかなかの秀作だと思う。


監督:クロード・ミレール
出演:セシル・ドゥ・フランス、リュディヴィーヌ・サニエ、ジュリー・ドパルデュー、
マチュー・アマルリック、オーランド・ニコレッティ


2007年仏映画     上映時間:105分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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