FC2ブログ

*All archives* |  *Admin*

2019/06
≪05  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   07≫
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
東ベルリンから来た女
 女医のバルバラは東ベルリンから、バルト海に近い、小さな町の病院に赴任してきた。彼女は出勤初日、時間ぎりぎりに病院に着き、前庭のベンチで煙草を一服くゆらせている。その様子を病院の二階の窓から眺めるのは、医師のアンドレと秘密警察のシュッツだ。バルバラは、以前東ベルリンの大きな病院に勤めいたが、西ドイツへの移民申請を出したことが原因だった。バルバラはシュッツに常に監視され、上司であるアンドレも自分の過去を調べ尽くしていることを承知していた。ある日、警察がステラという少女を病院に連れて来た。彼女は矯正収容施設から脱走して、さまよっている間にダニが原因の髄膜炎に感染していた。バルバラはステラに親身になって治療にあたった。しかし、すぐに効果を上げるには血清が必要だったが、現在病院にはなく、アンドレが自らが作り、ステラに投与し治療は成功する。しかし、過酷な矯正施設にすぐに戻したくないと考えるバルバラはステラが妊娠していることもあり、アンドレに相談するが、すでに施設から連絡があり早々に戻すということだった。そんななか、バルバラは自転車と電車を乗り継いで、レストランに行く。そこのトイレでバルバラはその店にウェイトレスから西ドイツにいる恋人が密かに預けた現金を受け取った。帰途バルバラは自転車を降り、十字架のモニュメントの下に金を隠すのだった。遅い帰宅ということで、秘密警察のシュッツと女性警官がバルバラのアパートを訪ねてきた。そして念入りに家宅捜索や女性警官に身体検査までされるバルバラ。数日後、バルバラは西ドイツからやって来た恋人のヨルクと森で待ち合わせ、その場で久しぶりに愛を交わす。そして病院に戻ると今度は飛び降り自殺を図った青年が運び込まれてきた。頭蓋内出血があれば開頭手術が必要になるがしばらくは様子見ということになった。バルバラは再び、ヨルクの宿泊している外国人専用ホテルに忍び込み逢瀬を重ねた。すると、ヨルクは今週の土曜日の深夜海から北欧の船から海岸に迎えがくるから、国外に出国する手はずを説明し、地図を覚えて、処分するように言うのだった。バルバラはアンドレに週末の勤務を夜勤をするので休みにして欲しいと頼む。アンドレはすぐに承諾する。そして、夜勤の夜自殺未遂の青年を訪ねた恋人が泣いているのを不審に思い、声をかけたバルバラ。すると、訳のわからないことを口走る恋人に驚いたと言うのだった。そこで、バルバラも確認すると、やはり同じような口ぶりだった。やはり頭蓋内出血の影響だとみたバルバラは休みのアンドレを探す。すると彼は意外な所にいた。それは秘密警察のシュッツの家だった。アンドレは末期ガンのシュッツの母親を往診していたのだ。急いでバルバラはアンドレに青年の状況を話し、緊急の手術をすることにする。アンドレはバルバラに手術を手伝ってくれと頼む。しかし、その日は海から海外に行く日と重なり、あいまいな返事しかしなかった。そんなバルバラのもとに収容施設から再び脱走してきたステラが訪ねてきた。彼女は怪我もしていて、応急処置を済ませバルバラはある決意をするのだった。
 ベルリンの壁崩壊の9年前。医者は労農人民の力添えがあってなれるのだと公言する当局。そうしたなかで、せっかくの医者が西独に行きたいなど許すはずもない社会が当時の東独だ。これまで「グッバイレーニン」や「善き人のためのソナタ」などベルリンの壁崩壊後の社会と対応させた作品があった。しかし、本作はあくまでも東独末期の時代を医者という立場からとらえ返す作品となっている。それにしても、当時は煙草はばんばん吸っている時代だったんだ。さらに秘密警察は家捜しはもちろん女性を裸にしての身体検査、しかも女性警官はゴム手袋をして身体を詮索するなど人権蹂躙も甚だしいが、あんなことまでやっていたんだ。それは、矯正施設でも大変だろうという事が伺いしれた。医者という立場もあっての人生の選択がうまく描かれている。


監督:クリスティアン・ペッツォルト
出演:ニーナ・ホス、ロナルト・ツェアフェルト、ヤスナ・フリッツィー・バウアー、マルク・バシュケ、ライナー・ボック


2012年独映画    上映時間:105分
スポンサーサイト

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

Secret
(非公開コメント受付中)

プロフィール

skdfg

Author:skdfg
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード
ブログ内検索
Amazon

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カレンダー
05 | 2019/06 | 07
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。