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かぞくのくに
 北朝鮮への帰国事業で、16歳の時単身移住したソンホが25年ぶりに日本に一時帰国する。舞台は1997年の日本、北朝鮮の医療では治療できない病気の患者たちが、内密に治療するため3ヶ月の期間限定で滞在することになった。ソンホの父は「同胞協会」の東京地区の副委員長で、妻は自宅で喫茶店をしている。ソンホの妹リエは朝鮮語の語学教師をしている。久しぶりの再会で家族水入らずで、再会を祝うがソンホは余り多くを語らない。翌日、病院で精密検査を受け、ソンホの脳腫瘍の様子を調べてもらう。検査結果は3日後ということで、リエがソンホの級友たちとの飲み会をセットした。そこには、かつてソンホの恋人だったスニも現れた。彼女は現在は医者の妻となっていた。そこで、二人がかつて気に入っていた「白いぶらんこ」を合唱するのだった。しかし、こうしたソンホたちの行動は北朝鮮から随行している工作員にずっと、見張られていた。しかも、ソンホはリエにスパイ活動をやれないかとえん曲に聞くのだった。それは、たまたま父親も立ち聞きしていた。リエは工作員の見張る車に行き、「あの国は大嫌いだ」と言う。しかし監視員は「あなたの嫌いなあの国で、お兄さんも私も生きている。死ぬまで生きるんです」と言うのだった。ソンホの検査結果はやはり悪性の脳腫瘍で、3ヶ月で手術して帰国するというのは到底無理だと診断された。そして、父はソンホにリエに依頼したようなことは止めるように言うが、ソンホはその時初めて声を荒げて、自分の意志で言ったのではないことを言外に匂わせる。しかも、帰国事業も父の立場を考えて
のことだったこととわかる。さらに、突然治療に来ていた人々に翌日、帰国せよと本国からの連絡が入った。両親は力を落とし落胆するが、リエだけは最後まで、ソンホの手を握り無言で抗議する。しかし、無情にも車は成田に向かう。ただ、ソンホは車の窓を開け、つぶやくように「白いブランコ」を歌うのだった。
 この作品は、梁英姫監督の一家にあった事実をもとにしている。リエの言動に監督の思いが投影されている。家族という切り口で二つの祖国を描いている。ソンホが決して「地上の楽園」を信じて北朝鮮に行ったのではなく、父の立場をおもんばかってのことだったこともわかる。「キューポラのある町」からは10年以上も経っての頃の帰国事業であり、当然その頃には楽園とは言い難いことぐらいは薄々わかっていた頃だったと思われる。兄への愛情と北朝鮮への憎しみに揺れるリエ役の安藤サクラと井浦新が出色のできだと思った。


監督:ヤン・ヨンヒ
出演:安藤サクラ、井浦新、ヤン・イクチュン、京野ことみ、大森立嗣、宮崎
美子、津嘉山正種
2012年日本映画     上映時間:100分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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