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誰がために
 東京の下町で写真館を営む村瀬民雄は母と二人暮らしをしていた。写真館は民雄で3代目だが、写真館を継いだのは、父が急死してしまったからだ。民雄は、それまで報道カメラマンとして世界中を飛び回っていたのだが、パレスチナなどの紛争地帯で撮った写真の子どもが翌日には死んでしまったりといった生活に疲れてもいたからだった。そんなある日同級生の妹で幼なじみのマリが大学の卒業記念に着物で写真を撮りにきた。マリの同級生の亜矢子も一緒に来た。亜矢子は民雄の撮影した報道写真に興味をもったようだ。その数日後、今度は亜矢子が一人でやって来た。十数年前の写真の原板を探して欲しいというのだった。実は亜矢子は、かつてこの町で暮らしており、家族で写真を撮ったというのだ。その写真が見つかり、その後二人は気持ちを通わすようになった。亜矢子は両親が離婚して、理容師の母親に育てられ、いわゆる家庭のぬくもりをしらぬまま育っていた。そのことに精神的にも囚われているのだった。しかし、民雄と結ばれ、亜矢子も写真を撮影するようになった。その作品は、いつも風がテーマになっていた。そして、妊娠し幸福につつまれていた。ある日病院の検診の帰り、立ち寄った本屋で幼い子どもに「ママ」と後ろから抱きつかれた。そして、人違いとわかったものの、それを見ていた一人の少年が、亜矢子の後をつけ、家の前までついてきていた。そして、チャイムを鳴らし、無理矢理に入ってきて、亜矢子を殺してしまったのだ。すぐに警察に逮捕されたものの、未成年ということで民雄には、少年の名前も知らさされず、裁判も少年審判ということで、傍聴もできず、後になって、審判の際の速記録を見ることしかできないのだった。民雄は、被害者の知る権利はどうなっているのかと、警察につめよるが現在の法制度ではどうしようもないといわれる。そんな折り、雑誌社の記者が少年の写真を持って現れ、名前と住所も知らせて、民雄への取材を申し入れた。いまさら、何も言うことはないと突っぱねる民雄だった。それから、一年がすぎ、亜矢子の一周忌が行われ、亜矢子の母も民雄に、誰かいい人を見つけたらというのだ。そしてマリが落ち込んだ民雄に気をつかい、写真館の手伝いをするようになる。いっぽう民雄は、雑誌記者から少年が釈放されたことを聞かされた。そして、手に入れたナイフを眺めいるところを、マリに見つかってしまう。
 少年犯罪を絡めて、愛と喪失感について描いた作品。少年審判の描写は、こんな感じなのかと思った。いっぽう、少年が事件を起こす動機なりその背景が、母親の自殺ということぐらいしか説明されておらず、いまいちわかりづらかった。それと、風景の場面が多様されているが、もう少し短かくてもいいのではないだろうか。上映時間が短い割にちょっと間延びした感がした。浅野忠信の悲しみに耐えているという感じは出ていたが、警察で言っていた事件の真相を知りたいという思いと、復讐という思いの葛藤というところはみえなかったの残念。池脇千鶴はがんばっていたと思う。それと、声は聞き覚えがあったのに、最後のテロップで宮下順子が民雄の母親役だったことを知り驚いてしまった。全体の印象は、ものたりなさが残る作品。


監督 日向寺太郎
出演 浅野忠信 、エリカ 、池脇千鶴
2005年 上映時間 97分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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