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パッチギ!LOVE&PEACE
 前作パッチギの1968年から6年後、アンソン一家は東京に移住していた。というのも、アンソンと桃子の間にできた息子チャンスが難病の筋ジストロフィーに罹ったため、その治療のために東京にでてきたのだった。彼らは東京の江東区枝川の在日コリアタウンともいわれるところで、親戚たちと暮らしていた。そんなある日、京浜東北線の車内で十条にある朝鮮高校から下校する生徒たちを狙って、日本の右翼大学生たちが大挙乗ってきた。そして朝鮮高校生たちに暴行をはたらいていた。たまたまその電車が停車した駅にいたアンソンは京都時代の宿敵近藤が長ランを着て暴れているのを見つけ、彼と闘うのだった。線路上での乱闘を止めに入ったのが、国鉄運転手の見習いの佐藤だった。そんななか、チャンスの病気が悪化したことがわかる。治療にはアメリカが一番ということで、アンソンは大金が必要になる。それを知ったアンソンの妹キョンジャは声をかけられた芸能プロダクションに出向くのだった。アンソンは父と同じ済州島出身の故買屋のおばさんの紹介で金の延べ棒を韓国に密輸する仕事を佐藤とともにするために、下関に行く。一方キョンジャは青山涼子という芸名でテレビにちらほら出ることになった。そして、人気スターの野村健作とつき合うことになるが、キョンジャは自分は在日であることを隠さなかった。そして、在日を理由に野村と別れ映画界の大物プロデューサー三浦に身を任せ、戦争映画大作「太平洋のサムライ」のヒロイン役を獲得する。しかし、映画の撮影中のシーンで疑問を感じるのだった。彼女の父親は済州島から日本軍への徴兵を拒否し小さな船で南の島に逃げたのだった。そうした過去と現在が交錯するなかで、映画の完成試写会が行われるのだった。
 今回はキョンジャが芸能界入りして、あからさまな差別の状況も描かれていた。ただ、最近でこそ、自らカミングアウトする人もいるのだが、ネット上での書き込みに誰々が在日だということがけっこうある。また、在日のコミニュティでも誰と誰がそうだということを自慢することもある。そこらあたりを、松尾貴史がうまく演じていた。それもこれも、やはり根底には根強い差別の実態があることを痛感させられる。このパッチギシリーズは、アンソン、キョンジャの父親が日本に来てからの物語も作るのだろうか。井筒監督がかつて「ガキ帝国」で朝鮮高校生を描き、最後に上岡竜太郎演ずる暴力団幹部の姿が出てきたが、この暴力団と在日の関係にも踏み込むのではないかと思ってしまう。
 それはともあれ、この映画では基本的に新人たちが前作の沢尻エリカ同様がんばっていた。とりわけ、チャンス役の今井悠貴には感心してしまった。いっぽう、脇役では風間杜夫や手塚里美はもちろん米倉斉加年もいい味だしていた。台詞はなかったが、馬淵晴子の存在もいいと思った。ともあれ、前作でも、歴史のおさらいのための、饒舌な台詞はやむをえないとは思うのだが、若い人たちにはこの映画を前作共々チェックしていろいろと考えて欲しいと感じた。絶対学校ではこうした点を教えていないだろうから。

監督:井筒和幸
出演:井坂俊哉 中村ゆり 藤井隆 西島秀俊 キムラ緑子
2007年日本映画  上映時間127分
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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

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