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ディア・ブラザー
 アメリカのマサチューセッツ州で恵まれない家庭で育ったケニイとベティ・アン兄弟。母親は酒場で働き、二人の子どもたちの面倒をあまりみなかった。ある日、二人は近所の普通の家に忍び込み、こんな家に住めたらいいなという思いに浸っていた。しかし、住人が帰宅し、警察に通報したため、兄のケニイが捕まり妹のベティ・アンを逃がした。成人した二人は、それぞれ結婚し、子どももできた。1983年になり、突然ケニイがナンシーという女性警官に逮捕された。彼女は、逮捕歴があるケニイに対しての予断が先行して、殺人事件の容疑者として逮捕された。一番心配したのは、妹のベティ・アンだった。兄の無実を信じ、いろいろと奔走した。しかし、裁判では、ケニイの妻や愛人が証言にたち、ケニイに不利な証言をした。結局、決定的な証拠はなく、加害者の血液型がBだということぐらいだったが、ケニイは終身刑の判決が出された。それでも、ベティ・アンだけは、兄の無実を信じ手を尽くした。しかし、再審請求にも弁護士費用がかかるため、ベティ・アンが一念発起し、ロースクールに入学し弁護士をめざすのだった。しかも、ケニイも彼女も離婚してしまった。二人の子どもを抱えながら、ベティ・アンは勉強に励むのだが、もう一人のおばさん学生のロザンナと仲よくなる。二人は揃って弁護士にはなるのだが、DNA鑑定について知る。そこで、ケニイの事件の証拠開示を求めるが、10年以上経った事件の場合、ほとんど廃棄されるという回答だった。それでも諦めきれないベティ・アンはロザンナとともに検察当局に出向き、直談判の末証拠を見つけた。そこで、早速DNA鑑定を申請し別人であることがわかった。しかし、検察側は共犯の可能性があることを理由にケニイの無罪に同意しなかった。そこで、彼を逮捕したナンシーに会うが彼女はすでに警察を辞めていた。彼女がケニイの妻や愛人に工作してケニイに不利な証言をさせたこともわかり、元妻のあらたな証言を引き出し、遂にケニイの無罪をかちとることができた。
 実に18年にも及ぶ年月を経て、ようやく無罪を勝ちとったベティ・アン。しかし、DNA鑑定以前の血液型だけで有罪になった容疑者が数多いという。たまたま、この事件の起きたマサチューセッツ州には死刑制度がなかったため、生還はできたものの、死刑になった例もあるという。日本でも、足利事件で菅谷さんは精度の低いDNA鑑で有罪にされ、同じ時期のDNA鑑定で有罪になった飯塚事件では死刑判決が執行されてしまったが、菅谷さんのように再鑑定すれば無罪になったと思われる。こうした現実を踏まえて見ると改めて感慨は深い。それにしても、予断と偏見と証言ねつ造など日本の現状と酷似するアメリカの状況もよくわかる。


監督:トニー・ゴールドウィン
出演:ヒラリー・スワンク、サム・ロックウェル、ミニー・ドライヴァー、メリッサ・レオ、ピーター・ギャラガー
製作年度: 2010年 上映時間: 107分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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