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聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-
 冒頭、山本五十六は海軍次官として米内光政海軍大臣の下、井上成美軍務局長らとともに日独伊三国同盟に反対していた。しかも、山本の友人堀悌吉中将ら戦争反対派はすでに海軍の予備役として追放されていた。山本も米国留学や海外での赴任の経験から対米戦の危うさを十分知っていたからだった。さらに、ドイツとの同盟についても海軍内部でも賛成派が山本に詰め寄るが、井上と共にヒットラーの「マインカンプ」を原書で読むと、日本への蔑視と利用をしようという本音が出ているが、邦訳だけを読むとそうした箇所が削られていることを指摘し、本質を理解してからことに望むよう諭すのだった。しかし、新聞に煽られた大衆が三国同盟を機に一気にアメリカと対決すべしという世論が高まっていた。こうしたなかで、山本を暗殺しようという動きもあり、1039(s14)年、阿部内閣の発足時に、山本は連合艦隊司令長官となる。翌年、三国同盟が締結され、ドイツのヨーロッパ戦線での勝利をうけ、一方の中国戦線での膠着状況の打破に向け、日米開戦が必至という状況になった。そこで、山本は航空機によって米艦隊を急襲しこれを撃破する作戦に出た。こうして、真珠湾攻撃を準備する。山本は、米との闘いに完全に勝利することは無理と考え、初戦で米航空母艦を撃滅し、早期講和に持ち込もうと考えていた。こうして、真珠湾攻撃が開始された。しかし、機動部隊司令長官南雲中将は、ハワイに航空母艦が一隻もいなかったので、戦艦他を撃沈した成果をよしとした。しかし、空母がいないなか石油基地などを壊滅するための第2次攻撃をかけるよう現場で要請があったが、南雲は無傷で日本に帰還する道を選んだ。つぎに米航空機動部隊が出動するのは、ミッドウェーでの闘いだった。この時にも、山本はミッドウェー島だけではなく米空母との決戦に備えるよう南雲に言っておいたが彼の参謀の意見に従い大惨敗を喫した。この闘いで逆に日本の空母を逆に失い、山本はラバウル島に司令本部を置いて指揮にあたった。そして、各地の将兵の激励に向かったところを撃墜され亡くなった。
 山本個人の家庭などを垣間見せながら、日米開戦に反対した姿を描いている。一方、新聞はすでに当時日中戦争なかにあって、三国同盟ひいては日米戦を煽る報道に終始していた。このような報道姿勢は強制されたものではなく、むしろ自ら選択したものだったが、後にミッドウェーでの敗北は逆に伝えられたり、退却を転進と言い換えたりで、大本営発表をそのまま垂れ流し、政治も大政翼賛会に収斂していった。昨年の福島第1原発事故に関わって、大本営発表や大政翼賛会と揶揄された現代日本の状況を見るに付けても、あの時代をどう総括しているのかという疑問を持ってしまう。ちなみに、太平洋戦争前夜の政治状況も、毎年のように首相が交代しており、ここも含めて進歩がないことがわかる。


監督:成島出
出演:役所広司、玉木宏、柄本明 、柳葉敏郎 、阿部寛 、吉田栄作、椎名桔平、原田美枝子

2011年日本映画    上映時間:141分
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