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バベル
 モロッコの山岳地帯に住む羊飼いの一家に、ある日ライフルを買わないかと近くの男がやって来た。父親は羊を襲うジャッカルを退治するためなけなしの金と子羊でライフルを手に入れた。アメフットとユセフの10代前半の兄弟たちがこのライフルを持って羊の放牧をおこなっていた。兄のアメフットが見つけたジャッカルを撃つがあたらない。そこで、弟のユセフが遠くを狙って試し撃ちをしようと、車やバスにむけて発砲した。しばらくして、バスが止まったの見て二人はびっくりして、その場を逃げっさった。バスのなかにはアメリカからの観光客のリチャードとスーザン夫妻がおり、銃弾はスーザンの肩にあたり、みるみる出血が激しくなっていた。リチャードは病院に急行するよう運転手に言うが、病院までは3時間、診療所までは1時間半もかかるという。そこで、バスに乗り合わせていたモロッコ人の村まで行き、そこで救急車を呼ぼうということになった。スーザンはアメリカに残してきた2人の子どものことを気遣うのだった。ロサンジェルス子の子どもたちは、アメリアというメキシコ人の家政婦が面倒を見ていた。しかし、彼女は息子の結婚式を控えて、休みを取りたがっていた。しかし、交代の家政婦の手配ができず、子どもたちともどもメキシコに行くことにした。一方、モロッコで使われたライフルが東京に住む綿谷のものだったことが判明する。綿谷は妻を亡くしたばかりで、「聴覚障害」のある高校生の娘と暮らしていた。娘のチエコは、母を亡くして以来情緒不安定で何かといらついていた。一方、モロッコでは、やっとのことでアメリカ大使館に連絡したリチャードだったが、テロがらみではないかということで両国間で緊張が高まった。そうした事情もあって、救急車も到着しない。さらに、メキシコでの結婚式が無事終わり、再びアメリカに戻ることになったアメリアと子どもたちは、酒の入った甥のサンジェゴの運転で国境に向かった。日本でも、警視庁がライフルの所有者だった綿谷のマンションに刑事を派遣した。こうして、モロッコ、日本、アメリカ、メキシコという地点がつながり、それぞれの人間模様が展開する。 菊池凜子のアカデミー賞助演女優賞ノミネートで一躍有名になり、合わせて劇中のディスコ場面での光の点滅で気分が悪くなったという人が出て、これも大きく報道された作品だ。このディスコの場面は、まばゆい刺激的な光線の点滅と大音響の激しい音楽が続く、しかし目に見える光景は同じでも、大音響の音楽はチエコには聞こえないということで、音がないシーンも繰り返されることによって、いっそうその対比が増幅された。大音響と静寂、しかし画面の刺激的な点滅は続くということの影響なのだろう。
 ところで、この作品名のバベルは、もちろん旧約聖書に出てくる、バベルの塔からきている。人間が神のいる天空まで巨大な塔を建設しようとしたが神は快く思わず、それまでひとつだった言葉をばらばらの言葉を話すようにしてしまった。そのため、人間は、まとまらなくなり、全世界に散らばっていったというところからきている。この映画でも、言葉の通じないもどかしさが、随所にでてくる。さらに、「聴覚障害者」というハンデを通してのコミニュケーションの難しさといったところが描かれている。そうしたなかで、現代の地球上で生活様式がかなり違っているなかでも、人間として、家族を中心に人と人との繋がりいたわりの情といったことの大事さを訴えていると感じた。それと、やはり銃について、そこに存在すれば使ってみたくなるのはやむを得ないということなのだが、やはり簡単に使えることの怖さを痛感した。


監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演 ブラッド・ピット 、ケイト・ブランシェット 、ガエル・ガルシア・ベルナル 、役所広司 、菊地凛子
2006年米映画 上映時間143分
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テーマ : バベル
ジャンル : 映画

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