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キツツキと雨
 とある山間部の村。そこの森林組合で働く岸克彦は、山に入り木の伐採をおこなっていた。すると遠くから人が近づいてきて、少しの間チェーンソーを止めてくれと言うのだ。聞けば、近所で映画の撮影をしているので、音が入ってしまうから協力して欲しいという。すると、枝打ちなら大丈夫だろうとさっさと木に登り、枝を切り落とす岸だった。翌日、仕事に向かう途中、溝にはまったワゴン車と遭遇した岸は、それがロケ隊のものだと知る。しかたなく前日に会った鳥居と彼より若い青年田辺を軽トラックに乗せ、ロケ地行くことになった。しかし、現場はイメージとは違ったため別の場所を捜すはめになり、岸が案内する。なんとかイメージ通りの場所があり、後のスタッフも全員集合した。すると今度はが足りないのでエキストラとして出演して欲しいと鳥居に頼まれ、わかったと返事をしてしまう岸だった。岸は彼らが撮影していた映画がゾンビ映画だということをメイクをされて初めて知るのだった。そして、若い田辺が年上の鳥居より動きが悪く、ボーとしている様子を苦々しく思っている岸。その一方、最年少の青年は鳥居をはじめ他のスタッフからこき使われ、動きが悪いと殴る蹴るの叱責を受けていた。ロケハンやエキストラまでやった岸の家にやって来た鳥居はラッシュを見て欲しいと誘いに来た。見終わって温泉旅館の大浴場で岸と二人風呂に入った田辺は、岸に最終電車に乗りたいので駅まで乗せてもらいたいと頼む。その車中、ラッシュ以降の映画のストーリーを聞く岸に自分の脚本を渡す田辺。しかし、電車が着く直前、鳥居たちスタッフが田辺を連れ戻しに来た。ところが、入れ替わりに、一番下っ端でこき使われたスタッフがどさくさに紛れ電車に乗り込み、現場を去って行った。一方、岸は脚本に感動し、田辺が監督であることを知り、全面的に協力し、村の住民をかり出しエキストラの手配や交通整理までやってのけた。そのかいがあって映画はクランクアップ、田辺も監督らしくなった。一方、岸と一人息子浩一もようやく仲直りをし、浩一も父の後を継ぎ森林組合で働くことになった。
 映画製作の現場を舞台に、親子関係を横糸に描かれている。映画製作はかつての5社時代は監督志望の新入社員は監督の下助監督としてそれこそこき使われ、脚本もできるだけ多く書くというのが基本だった。そうした徒弟制度のようなシステムの下で長い下積みを経てようやく監督への道が開かれるという構造だった。ところが、近年映画会社の制作する映画も激減しているなか、これまでのような監督を養成するという余力はなくなった。しかも、デジタル・ハイビジョンのDVD 撮影カメラも安く入手できるようになった。さらに、映画制作者向けの専門学校もでき、そこからいきなり監督になるということも珍しくなくなった。おそらく、そうした経歴を持っているのが田辺であり、それに乗り損ない旧来の現場で鍛えられた後で監督という道しかなかった鳥居の姿が対照的で運なのか才能なのか首をかしげてしまった。ともあれ、こうした背景をなかなか上手く作品化している。


監督:沖田修一
出演:役所広司、小栗旬、高良健吾、りりぃ、臼田あさ美、嶋田久作、平田満、伊武雅刀、山崎努


2011年日本映画    上映時間:128分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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