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クィーン
1997年5月、労働党のトニー・ブレアが英国第73代首相に選任され、女王エリザベス2世から任命されて正式に就任した。その3か月後の8月末、突然のニュースでダイアナ元皇太子妃が自動車事故で亡くなったことが報じられた。チャールズはすぐにパリに飛びダイアナの遺体を飛行機でロンドンに運んできた。このときブレアも空港に出迎えに行った。その頃、エリザベス皇太后、エリザベス、夫のフィリップ、チャールズ、チャールズの子ウィリアムとヘンリーといった王家の人々は別荘にいた。主のいないバッキンガム宮殿にダイアナの遺体が安置され、多くの民衆が宮殿の前に花束を捧げていった。ダイアナはかつてエリザベス女王にとって頭痛の種であった。チャールズ皇太子との離婚後、民間人となったダイアナに対して英国王室は基本的には関係がないことになる。ただ、孫の二人の王子にとっては母親であるこには違いはない。そうしたダイアナは悲劇の死で、これまで以上の注目と追悼の的になっていた。日に日に花束が増え続け、ロンドンに帰らず、何らコメントを発表しない女王にあらぬ方向での非難が沸騰していた。そこで、ついに女王がロンドンに帰り、テレビでコメントを発表した。本来、労働党の首相であり妻のシェリー・ブースなど英王室に対して批判的な立場をとっているが、就任早々ダイアナの事故死を巡って、英王室と国民のダイアナ追悼の圧倒的な広がりのなかでの対立をうまく調整し人気を得たのがブレアであった。
 ダイアナの事故死をはじめ多くのニュース画像が多用されドキュメンタリー風に描かれていた。英王室とダイアナとの確執はたしかにあったように思えた。それでも、女王として伝統と格式にしたがい、古典的な対応こそがベストだと思っていたことが否定されて、時の移ろいを感じたのではなかろうか。ところで、広大な別荘の敷地内を女王自らがハンドルを握り、4駆車の運転をし、川の途中でストップしてしまったが、すぐに下をのぞき込み、シャフトが折れたことを連絡する場面があった。経歴によれば、女王は戦時中陸軍少尉として従軍し、軍用車輌の整備をしていたということを踏まえてのシーンということらしい。しかも、そこで迎えがくるまで、大自然のなか孤独感にさいなまれ涙し、突然現れた巨大な鹿に見とれてしまう場面が印象的だ。凛としたたたずまいと張りのある発声といったところ等女王になりきったヘレン・ミレンはよかった。それと、基本的にはこうした王室といった制度はどちらの側からも、なくしていった方がいいのでは思ってしまう。


監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:ヘレン・ミレン、マイケル・シーン 、ジェームズ・クロムウェル
2006年英、仏、伊映画  上映時間104分
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