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スクラップ・ヘブン
 警察官のシンゴは捜査一課を希望するが、総務のデスクワークをしている。毎日、通勤で見かける駅にたむろし女性にからむ連中に内心腹を立てているものの何もできない自分に腹立たしさを感じていた。トイレ掃除の仕事をするテツもつまらなさそうにしていた。薬剤師のサキも、薬のなかに粒チョコを混ぜたりしていた。そんな3人がたまたま乗り合わせた夜のバスに彼らの他にもう一人の乗客しかいなかった。しかし、このバスはいつもの路線から大きくはずれたコースを走行していた。異変に気づいたテツが運転手に声をかけようとした時、もう一人の乗客がいきなりピストルを構えていた。彼は代議士の秘書で、代議士の汚職がばれそうなので、詰め腹を切らされそうになり、自殺するつもりで、バスジャックをしたという。そして、勝手にロシアンルーレットを3人に強要してきた。抵抗しようとしたテツは撃たれ、バスジャック犯も自らの頭を撃ち抜いていた。3ヶ月後、駅にたむろする連中に立ち向かう、傷が癒えたテツの姿を見つけたシンゴは、テツを助けることになった。そして二人で再会を祝しいろいろ話あっていると、テツが「想像力が足らないから、こんな世の中になっているんだ」と話す。二人は場末の公衆トイレに行き、そこで「世の中のクソどもに想像力を植えつけるんだ」と復讐代行をやろうと言い出すテツ。シンゴも賛成し、最初に依頼してきたのは、医療ミスで母親を殺された看護師だった。ミスをした大病院の院長を縛り上げ、テツとシンゴは特大青汁注射をちらつかせた。二人目は、虐待されている小学生。二人は、虐待の張本人である母親に子どもを誘拐したからとデタラメな指示をして、翻弄し最後には親子の絆を再確認させることに一役買った。その後も二人は、つぎつぎに復讐を請け負っていった。そんななか、シンゴにサキから連絡があった。警察官なのにバスのなかでサキを助けられなかった負い目から、彼女の依頼を受けることになったシンゴ。それは、サキの親に恋人のふりをして縁談話を断る芝居をすることだった。
 シンゴとテツは警察組織もまた、腐っているということで彼らの組織を覚醒させようということで、二人は深夜、交番に睡眠ガスを充満させ、警官から拳銃を奪った。しかし、これによって二人は追い詰められてしまうことになるのだった。一方サキもまた、密かに液体の爆発物を作り、それを持ってどこかに行ってしまった。
 本当に腹立たしいことが多い現実。虐待など、加害の側には被害の側の痛みや精神的苦痛に思いをはせるといった想像力は欠如しているのだろう。この想像力の欠如ということは、ひとつのキィーワードとなる。自らに都合よく物事を進行させるためには手段を選ばないといった自己中心的な思いと想像力は対極にあるといえる。そういう意味での主張はわかる。ただ、警察から拳銃を奪うというところでは、もっぱら警察権力というよりは、末端の交番勤務の警官が犠牲になるというところについては、逆に想像力不足ということになるのではなかろうか。

監督 李相日
出演 加瀬亮 、オダギリジョー 、栗山千明
2005年日本映画 上映時間117分
 
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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