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日輪の遺産
 戦争末期ポツダム宣言が示され、広島と長崎への原爆が投下された直後、日本の敗戦を覚悟した阿南陸相以下陸軍中枢の5人によって、近衛師団参謀の真柴少佐と東部軍経理部の小泉主計中尉が密かに陸軍省に呼び出された。それは敗戦後の日本の復興を期すために、フィリッピンから山下中将が日本に運び入れたマッカーサーの持っていた900億円もの金塊を隠すという秘密任務だった。その都度、命令は紙に記したものを手渡し、それに従い直ちに命令書は焼却するようにというものだった。そして、運搬用のトラックと運転手の望月曹長が紹介された。東京駅に「決號榴弾」として貨物列車に積載されていた金塊は武蔵児玉駅まで運こばれ、そこから陸軍の工場の奥にある洞窟に秘匿するというのが任務だった。その運び役として勤労動員で働いていた森脇女学校2年生の20人があたることになった。宿舎や食料は軍で手配してあった。順調に作業を終えようとしたとき、正に敗戦前夜、命令では女学生たち全員の口封じをするため、青酸カリを飲ませろというものだった。しかし、真柴と小泉はそれには躊躇し真柴が望月の運転するトラックで陸軍省に向かう。しかし、そこには戦争続行を叫ぶ将校たちが玉音放送用のレコードを血眼になって探していた。ようやく阿南の家で女性徒を救って欲しいと訴える真柴に、自分はそんな命令は出していないと言い切り割腹自決をする阿南陸相だった。翌日皆で、玉音放送を聞き、ようやく学校に戻ろうという引率の野口教諭の話に肯き休憩に入った。しかし、真柴が青酸カリを処分しようとすると見当たらない。一方、望月は級長の久枝と風呂掃除をしていた。だが、他の生徒たちは金塊を運び込んだ洞窟のなかで皆青酸カリを服用して自決していた。野口は久枝にお前はこのことを忘れずに生きろと言い残し、洞窟に入り自決する。これ以後、望月は久枝とともに暮らし夫婦となる。真柴は秘密を抱えたまま生きるのだった。そして、小泉はマッカーサーに経済政策を提言し受け入れるなら、彼の遺産を返還すると申し出たが、断られて自決してしまった。それでも数年後、この金塊は発見されマッカーサーに報告される。マッカーサーが現場に来るが、久枝は単身マッカーサーに通せんぼする。そして金塊とともに20人の遺骨があたかも金塊を守るようにしている様子を見て、マッカーサーはこの洞窟を埋め、二度と開けないように厳命する。
 結局、現在の価値で200兆円にもなるという金塊はそのままという結末だ。しかし、5人の陸軍首脳は皆自決や戦犯となってしまう。さらに、古い憲兵の衣装をきたメッセンジャーも真柴に切られてしまうのだが、そもそも敗戦後の金塊をどのように使うのか、小泉のようにマッカーサーとの取引によって円を防衛しようとするのか、このあたりがあまり鮮明ではなかった。さらに、少女たちが死んでしまうのも、ナレーションではあたかも金塊について知っていて覚悟の自決のように語られていたようだったが、どうもこのあたりは納得しがたい。しかも、マッカーサーが呼ばれてきた時には木箱は壊れ、金塊が見えており、いくら箝口令を強いても、あれだけの金塊であれば、いずれ誰かが狙うのは自明のことだと思う。原作は未読だが、映画的にはもうひと工夫が望まれる。


監督:佐々部清
出演:堺雅人、中村獅童、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、八千草薫、麻生久美子、塩谷瞬、北見敏之
2011年日本映画     上映時間:134分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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