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アレクサンドリア
 4世紀末のエジプトのアレクサンドリア、ローマ帝国も凋落を迎え、東西に分裂しようとしていた。しかし、このエジプトに地においては、いまだ宗教的にも古代の神々を信奉し巨大灯台や知の宝庫であるアレクサンドリア図書館があった。そこでは、古代エジプト文明と古代ギリシャ文明が融合した高度な文明を継承していた。しかし、シーザー以来ローマ帝国の属州となり、次第にキリスト教徒の数が増えてきていた。そうしたなかでも、図書館長テオンの娘ヒュパテイアは宗教を不問にして生徒に天文学の講義をしていた。町ではキリスト教徒、ユダヤ教徒と古代からの神を信奉する人々の間に不穏な空気が流れていた。キリスト教徒のキュリロスはそうした急先鋒で火の中を歩くというパフォーマンスで奇跡を吹聴し信徒を拡大していた。そうして、古代の神々を貶める発言を繰り返していた。これに対して、町の長老たちはキリスト教徒への弾圧を決断する。ところが、キリスト教徒側は修道兵士という武装集団を組織していて、反撃を開始した。すると、力ではキリスト教徒たちに圧倒的されてしまう。決着はローマ皇帝に委ねられた。裁定は古い神々の偶像をすべて破壊し、図書館も蔵書を焼き払うというものだった。ヒュパテイアは持てるだけの書物を持って避難した。すると、今度はキリスト教徒はユダヤ教徒に的を絞り追い詰めていき、結局町から退去させてしまった。数年後、東西に分裂したローマ帝国。こうしたなか、かつてヒュパテイアの教え子で彼女に求婚したオレステスも改宗してアレクサンドリアの長官となった。ヒュパテイアも子どもたち勉強を教えていた。そして、天動説ではなく何らかの地動説に考えが及んでいた。一方、唯一神のキリスト教にはなじめず、つい本音がでるのだが、それを咎められ彼女を処罰せよという声が上がる。何とかくい止めようとオレステスはがんばるが、逆に修道兵士の長であるアンモニオスに投石される。そして、キュリロスによってヒュパテイアは魔女の烙印を押され虐殺されてしまう。
 この作品では、科学や知性を唯一神に反するとして抹殺するという、キリスト教のそもそもの出発点をさらけ出している。このような宗教の影響で暗黒の中世を迎え、同根の亜流宗教イスラム教との十字軍の戦いなど、まったく最悪な展開へとつながっていったと思う。ヒュパテイアのように性は関係なく正しく学問的評価がおこなわれ、アレクサンドリア図書館のような人類の英知の結晶が正しく継承されていれば、現在の人類の有り様も変わっていたに違いないと思う。それにしても、キリスト教(この宗教に限ったことではないが)は野蛮で無知で非科学的な無用な存在だということがいやと云うほど痛感された。


監督:アレハンドロ・アメナーバル
出演: レイチェル・ワイズ、マックス・ミンゲラ、オスカー・アイザック、マイケル・ロンズデール、サミ・サミール

2011年スペイン映画   上映時間:127分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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