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ブラッド・ダイヤモンド
 1999年アフリカのシエラレオネ共和国は内戦状態にあった。漁師のソロモン・バンディーは自慢の息子を将来は医者にしようと家族とともに平穏に暮らしていた。しかし、ある日RUFという反政府勢力に村を襲われ、多くの人たちが無益に殺害された。ソロモンは家族を守ろうとして捕まった。しかし、そのがっしりした体躯に目をつけられ、彼らのダイヤモンド採掘場へと連行された。ある日、ソロモンは大きなピンク色のダイヤ原石を見つける。監視の目をかいくぐってダイヤを隠そうとした矢先、政府軍の攻撃を受けるのだった。ソロモンはRUFに間違われて、政府軍に連行された。留置所で武器やダイヤを密売して逮捕されていた元傭兵のアーチャーはソロモンが大きなピンクのダイヤを隠したことを知った。先に留置所を出たアーチャーはソロモンも釈放するよう働きかけ、ソロモンに近づくアーチャー。ある日アーチャーは、酒場でアメリカ人の女性雑誌記者マディー・ボウエンと一緒に酒を飲みながら、話をすることに。彼女はこの国から大量のダイヤが隣国経由で闇ルートで売買され、その金で互いに武器を買いあさり内戦を激化させていることを取材していた。アーチャーが内情を知っていることを突き止め、真相を聞き出そうとするマディー。ソロモンは村に残した家族のことを気にしていた。そうしたなか、RUFの攻勢が首都にまで及び、戦火のなか避難したアーチャーとソロモンは、マディのはからいで、難民キャンプにいることを突き止めることができた。しかし、息子はRUFに連れ去られ少年兵として洗脳されていた。そこでアーチャーは密輸ダイヤの取引メモをマディーに渡し、ソロモンとともにRUFの支配下にあるピンクのダイヤの隠し場所へと向かうことに。
 この作品で描かれていた「ブラッドダイヤ」のもたらす紛争をなくそうと、2003年からダイヤモンド原石の輸入規制が実施されたという。そうした一方で、有望なダイヤの原石は希少価値を維持するため、その大半はヨーロッパにある保管庫に厳重にしまわれているという。ダイヤの原石を採取する仕事は文字通り川にみを投じての手作業であり、大変な作業だ。しかも、これで産出したダイヤによって、必ずしも経済的な繁栄がもたらされていない。かえって紛争を激化させてきた。子どもたちまで戦闘にまきこまれ、殺され傷つけられ、果ては兵士とされ新たな殺戮の担い手されている。そんななかで、少年兵士たちの恐怖心を除去させるため、酒や麻薬が使われており、ウガンダやルワンダだけでなくいまだに多くの人々の命が簡単に奪われている。こうした実情をこの作品のなかで「アフリカの赤土は多くの人々の流した血で赤く染まっている」と言わしめている。ダイヤを巡る国際的なつながりを知るということだけでも、観る価値はある。また、主演のディカプリオは髭をたくわえ、野性味をだして大熱演なのだが、元々端正な顔立ちゆえにどこか損をしているという印象を受けた。

監督 エドワード・ズウィック
出演 レオナルド・ディカプリオ 、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー
2006年米映画  上映時間143分
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テーマ : “ブラッド・ダイヤモンド”
ジャンル : 映画

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