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黄色い星の子供たち
 ナチスドイツに占領されたフランス。1942年パリは日々ナチスからのユダヤ人を差し出せという命令を受けていた。パリの街のユダヤ人は胸に黄色いダビテの星(六芒星)の黄色い印をつけることを義務づけられていた。そして、行動も制限されてきていた。しかし、ユダヤの少年ジョーはペタン元帥の歌を歌っていた。ペタンはドイツとの休戦協定を結びパリを戦火から救ったと歌で称えられていた。しかし、ペタンはナチスからの要求に屈し、ユダヤ人を検挙することに同意した。最初は、フランス国籍のユダヤ人も多くいるため外国から避難してきたユダヤ人たちに的をしぼった。ジョーの家族も両親と二人の姉の5人はポーランドから逃げてきたのだった。そして、7月16日の未明、一斉に検挙が始まった。しかし、混乱の中小さい子どもを、フランスの官憲の目を盗み預かってくれるフランス人も数多くいて、当初の目論見よりも1万人ものユダヤ人を検挙できなかったという。しかし、検挙された1万3千人はそれこそ、生まれたばかりの赤ん坊から老人まで、自転車競技場に収容された。トイレも足りず、洗面器で用をたすありさまだった。そんな人たちの病気の世話を一手に引き受けたのは、ユダヤ人医師シェインバウムだった。そこに、ユダヤ人ではない看護師のアネットが派遣されるが、何しろ水はおろか食料もなく、見かねてやって来た消防団の一隊が消火栓を開き皆に水を供給し、あわせてひそかに預かった手紙を家族や知人に投函することにした。5日間の後、今度はフランス北部の収容所に送られることになった。そこでも、満足な食事を与えられることはなかった。アネットはユダヤ人と同じ食事しかあえて取らず、みるみる痩せていった。彼女はそうした現状を、その地方の知事に手紙に書き、食事の改善を訴えていた。ナチス側からは、フランスのユダヤ人も早く東に送れという催促が届く。最初に大人たちだけが、再び東に移送されることになった。ジョーの母はせめてお前だけでも逃げてと言い残して列車に乗せられていった。そこで、ジョーは友人に一緒に逃げようと言うが彼には幼い弟がいて一緒に連れて行けないという。そこで、もう一人の子と二人だけが脱出することになった。二人は、親たちがフランスの官憲やナチスには渡したくないということから、多くの宝石や貴金属それに現金などを財布ごと糞尿をためた便器に投げ入れていたのを目撃していた。その便器から金や貴金属を拾い、鉄条網をかいくぐり見事に脱出に成功した。そして、とうとう子どもたちも、移送されることになった。その日、アネットは過労もあり意識を失い倒れてしまった。
 長い間、公式に事件の真相が伏せられてきたヴェル・ディヴ事件を中心に描いている。検挙の日、多くのユダヤ人を匿ったパリっ子がいた反面、捕らえられたユダヤ人に罵声を浴びせる人間もいた。それにしても、献身的にユダヤ人たちの面倒をみるアネットの姿は心を打つ。現在公開されている映画「サラの鍵」もまたこのヴェル・ディヴ事件を描いている。それにしても、一旦捕まったユダヤ人をレジスタンスのメンバーが上手く逃がしたりする場面もあり、現在世界中で読まれている「怒れ!憤れ!」の著者ステファン・エセル氏がフランスのユダヤ人でレジスタンスの活動をしていたを想起した。やはりこうした歴史は忘れてはならないと強く思う。


監督:ローズ・ボシュ
出演:メラニー・ロラン、ジャン・レノ、ガド・エルマレ、ラファエル・アゴゲ、ユーゴ・ルヴェルデ

2010年仏映画   上映時間:125分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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