クロエ
2011-11-23(Wed)
カナダのトロントで産婦人科クリニックを開業しているキャサリン。彼女は夫で大学教授のデビッドと音大に通っている息子マイケルと3人で郊外のモダンな邸宅に住んでいる。ある日デビッドの誕生日をサプライズパーティで祝おうと数ヶ月も準備し、来客も集まっているなかデビットから飛行機に乗り遅れて帰宅は深夜になってしまうとの連絡が入った。翌朝、着信音の鳴った夫のスマホには、女子学生から「昨夜はありがとう」というメールが入っていた。キャサリンは夫の浮気を疑ってしまう。そんなある夜、キャサリンはデビットとともにトロントのホテルで友人と食事をしていた。トイレに立ったキャサリンは若い娼婦のクロエとひょんな事から言葉を交わす。そして、クロエが夫好みの若い女性であることから、夫デビッドを誘惑するように依頼する。自然を装いデビットに近づいたクロエはデビットをすぐに陥落させてしまう。そして、キャサリンに事細かにデビットとの情事の様子を報告するクロエ。そんなクロエに、デビットと会った直後のホテルでの告白に呆然とするキャサリン。すると、クロエは彼女にもたれかかり、キスをし二人でベッドに倒れ込む。キャサリンは夫とはほとんどセックスレスであり、クロエのテクニックに身をまかせるのだった。そして、クロエに伴われ家の側までタクシーで帰宅したキャサリンに、タクシーの中の人影をだけを見たデビットは、逆にキャサリンの浮気を疑う。そして、一人ソファーで寝たキャサリンは翌日、試験で忙しいというデビットを喫茶店によびだす。そして、そこに時間差で呼び出されたクロエもやって来た。しかし、不思議なことにクロエにはまったく関心を示さないデビット。そこで、全てを知ったキャサリンはクロエにもう自分たちの側に顔を見せないようにと封筒の金を手渡す。しかし、クロエはキャサリンの家に行き今度はマイケルを誘惑するのだった。
ラストは衝撃的だが、クロエの心情は常に客を満足させるために何でもするという冒頭の伏線が効いている。ただ、リーアムニーソンは「アンノウン」などの作品でも知られているアクションもこなせる俳優なので何かもったいない感じがした。それと、あのラストではなく、さらに次の段階に踏み込むアロエの姿が見たかった。それにしても、クロエ役のアマンダ・サイフリッドは売れっ子なのだと思ってしまう。それと、この作品は2003年の仏映画「恍惚」のリメイクだという。
監督:アトム・エゴヤン
出演:ジュリアン・ムーア、リーアム・ニーソン、アマンダ・サイフリッド 、マックス・シエリオット
2009年米、加、仏映画 上映時間:96分
ラストは衝撃的だが、クロエの心情は常に客を満足させるために何でもするという冒頭の伏線が効いている。ただ、リーアムニーソンは「アンノウン」などの作品でも知られているアクションもこなせる俳優なので何かもったいない感じがした。それと、あのラストではなく、さらに次の段階に踏み込むアロエの姿が見たかった。それにしても、クロエ役のアマンダ・サイフリッドは売れっ子なのだと思ってしまう。それと、この作品は2003年の仏映画「恍惚」のリメイクだという。
監督:アトム・エゴヤン
出演:ジュリアン・ムーア、リーアム・ニーソン、アマンダ・サイフリッド 、マックス・シエリオット
2009年米、加、仏映画 上映時間:96分
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