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海洋天堂 (OceanHeaven
 中国の青島の水族館に勤める王は47歳で21歳になる自閉症で知的障害のある息子の大福と二人で暮らしている。冒頭、一艘の小舟から二人は海に身を投げる。しかし、大福はとても泳ぎが得意で、王父子の無理心中は未遂に終わる。近所の雑貨屋のチャイという女性は一人で店を切り盛りしていて、王父子に親切にしてくれる。彼女は王に気があるようだが、障がいのある子があり、しかも末期の肝臓癌を患ったことで、王の方は、気持ちを抑えている。大福は平日、父の勤務する水族館に行き、暇をみては水槽で気持ちよく泳ぐのだった。それでも、死期の近づくの自覚した王は、大福の行く末を心配し、できる限り伝えたいことを真剣に教える。ようやくのことで、民間の施設を見つけ、単身でそこに入ることになった大福。しかし彼は、これまで父と二人で暮らしてきたので、たとえ多くの人がいようとも不安にかられ落ち着かない。結局、王が大福と同居することになる。それでも、水族館にやって来たサーカス団のピエロをしているリンリンという少女と仲良くなった大福だが、彼女たちはすぐに他の街へ移動していった。そこで、別れを経験するが、ついに父とも別離の日がやって来る、王は水族館のウミガメを大福と一緒に見ながら、「俺はウミガメになり大福といつまでも一緒に泳いで、お前を見守っている」と言い残すのだった。
 アクションスターのジェット・リーが中年のお父さん役を見事にこなしている。大福役のウェン・ジャンも自閉症の特徴的な手の動きや視線を合わせないといった演技が自然だった。母親は小さい頃の思い出としてしか出てこない。しかし、息子の障がいをしって、自死したらしい。父と子と、母の事情も重ね合わせ、親なき後の障がいを持つ子の行く末というテーマは、何としても身に沁みてしまう。それでも、これまでの韓国映画の「マラソン」などで描かれたように障がいのある親と子という設定はほとんどが母子の関係だった。しかし、今回は父子の関係でうまく描いている。中国での、障がいをもった人々が、どのように処遇されているのかよくわからいが、かつて北朝鮮では「我が国は障がい者はいない」と言い張ったり、旧東ドイツで障がいのある子どもたちを牢獄のような施設に収容していたことを思えば、随分と変わっていると思った。


監督:シュエ・シャオルー
出演:ジェット・リー、ウェン・ジャン、グイ・ルンメイ、グイ・ルンメイ

2010年中国映画  上映時間:98分
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