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戦火のナージャ
 映画は、スターリンがコトフ大佐の私邸でくつろぐところから始まる。鷹揚にくつろぐスターリンに、コトフはある贈り物を持ってこさせる。それは、スターリンの肖像画をチョコで描いたケーキだった。どのように切り分けようかと悩むスターリンの首根っこを押さえ、そのままケーキに顔を埋めさせるコトフ。しかし、それは彼の悪夢だった。コトフは前作で銃殺に処されるとなっていたのだが、上手く罪名をすり替えられ、経済犯として収容所の囚人となっていた。折しも、ドイツとの戦争に入った1941年。空爆の際、他の囚人と命からがら収容所を脱出していた。一方、ナージャはミーチャ(彼も生きていた)の計らいでピオネールで活動していた。そして、ある言動が注目されミーチャがその施設を訪ねた。そして旧知の間であるような会話がなされ、ナージャは父が今でも生きていることを確信する。一方、ミーチャはコトフの妻でかつての恋人マルシャを傍らに連れていた。そして開戦の混乱で、避難するナージャは赤十字の旗を掲げた船で移動していた。しかし、ドイツ空軍が挑発し恐怖に耐えられない一人のソ連の避難民が撃った発煙弾がドイツ軍に命中し、怒りにまかせてドイツ軍は船を沈没させ皆殺しを強行した。ただ一人、機雷に捕まって漂流したナージャだけ生き延びるのだった。その後、従軍看護婦として活動するナージャ。一方、コトフは懲罰部隊の一兵卒として対独戦の最前線に送られていた。しかも、彼らには満足な武器すら支給されていなかった。そんなところに、赤軍の幹部候補生の一団が補充兵力として送られてきた。彼らは口先だけの実戦経験皆無の一団だった。しかもドイツ軍はいきなり彼らの後方から突然戦車を先頭に出現した。わずか15分の戦闘でほとんど壊滅されたコトフの部隊。そんなことがあった2年後の1943年、ミーチャはスターリンから呼び出され、ピアノを弾けと言われる。そして、彼とコトフの関係を知った上で、コトフの銃殺とナージャの収容所に収監ということが違っていることを認識した上で、改めてミーチャにコトフ親子の調査を命じた。コトフとナージャもまたお互いに探し求めて戦場にいた。そうした足跡を調べているミーチャ。それでも、最後まであうことはない父子。
 時間の流れが前後して、少しわかりづらい感は免れない。この後もう一作作られ、最終的には3部作になるという。そういう意味で、中継ぎの作品なのか。気になったのは、ナージャが漂流中ロシア正教の神父から洗礼をうける場面がある。さらに、コトフのいる前線でもイスラムの祈りをする場面なども出てきて、宗教を否定していたソ連への批判なのだろうか。ただ、主軸のコトフとナージャは最後まで会えずじまいだし、スターリンのミーシャへの密命も完遂していない。いずれにしろ、次回作を待つしかないということだ。


監督:ニキータ・ミハルコフ
出演:ニキータ・ミハルコフ 、ナージャ・ミハルコフ 、オレグ・メンシコフ 、ヴィクトリア・トルストガノヴァ 、セルゲイ・マコヴェツキー
2010年ロシア映画    上映時間:150分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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