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ゴーストライター
 冒頭、フェリーが到着して次々に車は出て行くが一台だけ残ってしまう。やがて、その島の海岸から一人の男の死体が発見される。彼はマイクという前イギリス首相ラングの補佐官だった。このヴィニヤード島は、アメリカにありラングの別荘があり、マイクはラングの自伝を執筆中だった。そのため、急遽マイクの後任のゴーストライターが必要になった。面接の結果、選ばれたゴーストライターもまた、ヴィニヤード島に向かった。前首相ということで、現在でも別荘のセキュリティは厳しい。しかも、前任のマイクが書いた原稿も厳密に保管されており、別荘の執務室以外には持ち出し禁止だった。そしてラングが自家用ジェット機で島に到着し、ボディガードが警護する中帰宅した。さっそく、ラングのインタビューを開始する。マイクの書いたものでは、冒頭延々とラングの家系について書いてある。ラングがオックスフォード大学までは演劇をやっていたり、政治的にはまったくノンポリだった。しかし、大学卒業後現在の妻ルースと出会って、労働党の活動に参加するということなどを聞き出した。しかし、ラングの在任中、4名の英国籍をもったアラブ系の人々を違法にCIAに引き渡したことが報道された。4人はアルカイダのメンバーとして拷問されそのうち一人が死亡しており、ラングの行為は戦争犯罪にあたるとしてラング政権のライカート元外相によって告発されたのだった。この件でラングは米政府と協議しにワシントンに飛ぶ。ゴーストライターは、マイクの残した私物の中からラングの経歴に関する資料を偶然見つけるのだった。さらに、マイクの乗っていた車に乗るとカーナビがある人物の家へと誘うのだった。それは、ラングと若い頃の知人で大学教授のジョンの家だった。彼はCTAとの関係も取りざたされていた。そうしたなかで、ゴーストライターがラングの秘密に迫っていく。しかし、イラク戦争に米に追随して参戦し、戦死した息子の死をラングの責任だと恨んでいる元英国軍人や反戦団体らがラングの別荘を取り囲んでいた。そして、秘密が判明していくが、新たな展開に遭遇する。
 毎年、ころころ首相が替わる国では想像がつかないが、米大統領と並んで彼らの自伝は退任後出版される。この作品は明らかにブレアを彷彿させるものだが、さすがに英国でも米国とともに、イラクに化学兵器がなかったというそもそもの戦争の端緒となる事実が存在しなかった点を政府も認めている。唯一検証も反省もしていないのが日本で、小泉米国ポチ内閣の答弁がいまだに生きている。マスコミも同様に一切の追及もせず、小泉政権の政策に荷担したままだ。この状況は、現在の原発事故の政府方針とマスコミが一体となって国民を欺いているのと同じ構造といえる。そういう意味でこの映画の描いている状況は日本では存在しないといえる。そんな、こみいった小細工をしなくても米はやりたい放題だし、マスコミも本来の機能を果たせないのだから仕方あるまい。そんな感想を持った。ただ、ゴーストライター君が最後に秘密を解明するが、本当は黙ってその場を去るのが常套のはず、警戒心がなさすぎだ。

監督:ロマン・ポランスキー
出演:ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン 、キム・キャトラル 、オリヴィア・ウィリアムズ 、 トム・ウィルキンソン 、ティモシー・ハットン
2010年仏、独、英合作      上映時間:128分
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