カレンダー・ガールズ
2011-08-11(Thu)
英国北部ヨークシャーデールズにあるライルストーン地区女性連盟に所属するクリスは毎週の例会で、輪番でおこなわれる講演会に飽き飽きしていた。彼女は、元々この女性連盟に好きで入った訳ではなかった。しかも、家事はそんなに得意ではなかった。それでも、年に一度の各地区ごとで出品される作品にケーキを出した。それは、親友のアニーの夫ジョンが白血病になり、看病のため出品できなくなり、代わりにクリスが店で買ってきたケーキを出したのだった。ところが、それは優秀賞を取ってしまう。ジョンはまもなく亡くなり、クリスが見舞いに行った病院の待合室のソファーが堅かったことを二人で話し合っていた。そして、クリスは例年チャリィティでカレンダーを作っているのだが、その年にはジョンのために、白血病の根絶と病院の新しいソファーを買うため有志を募ってヌードカレンダーを作ろうと呼びかけたのだった。皆50代は越えており、躊躇するが何とかメンバーを集めることはできた。そして、言い出しっぺのクリスは1月を飾ることになった。皆家事や日常の生活の中での一瞬を、ヌードになりながらも胸や下半身は見事に隠して、セピア色に写真はできあがった。ただ、唯一ひまわりの花だけはアクセントとしてカラーで印刷された。それでも、女性連盟の上部組織に認めてもらわなければならなくなり、クリスとアニーが懸命に訴えて何とか発売にこぎ着けることができた。しかも、地元のマスコミに大々的に取り上げられイギリス全土で評判になった。たちまち、増刷しカレンダーガールズたちは、テレビでも引っ張りだこになった。アニーの元には、同じような境遇の女性からの手紙も大量に届き、返事を書くのにも大忙しになった。すると、アメリカのハリウッドからも声がかかり、彼女たちはファーストクラスの飛行機に乗り、アメリカに渡った。宿泊のホテルは皆それぞれにスゥイートルームということもあって、皆舞い上がってしまった。そこでも、クリスはスポンサーを探し交渉すると、粉石けんのCMで再びヌードになることになった。皆で撮影現場に赴くも、一人アニーだけは現場を飛び出してしまう。
現実にあった話を元に作られた作品で、かつて本物のカレンダーガールズのホームページを見たことがある。実際のところも、けっこう品良く撮影されていた。現実に白血病対策に2億円を超える寄付も集まり、ソファーも寄付されている。映画のなかでヘレン・ミレンが強い女性を好演している。ただ、高校生の息子がショックで飲酒など反抗するが、ちゃんと向き合っていないのではと感じた。この映画の後、舞台化もされけっこう再演されているようだ。ガン撲滅の思いは共感できる。
監督:ナイジェル・コール
出演:ヘレン・ミレン、ジュリー・ウォルターズ、シアラン・ハインズ、ペネロープ・ウィルトン
2003年英映画 上映時間:108分
現実にあった話を元に作られた作品で、かつて本物のカレンダーガールズのホームページを見たことがある。実際のところも、けっこう品良く撮影されていた。現実に白血病対策に2億円を超える寄付も集まり、ソファーも寄付されている。映画のなかでヘレン・ミレンが強い女性を好演している。ただ、高校生の息子がショックで飲酒など反抗するが、ちゃんと向き合っていないのではと感じた。この映画の後、舞台化もされけっこう再演されているようだ。ガン撲滅の思いは共感できる。
監督:ナイジェル・コール
出演:ヘレン・ミレン、ジュリー・ウォルターズ、シアラン・ハインズ、ペネロープ・ウィルトン
2003年英映画 上映時間:108分
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