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ラスト・キング・オブ・スコットランド
 1971年1月、スコットランドの医大を卒業したニコラスは、地球儀を回し冒険と好奇心にかられて、ウガンダにある診療所で働くことになった。折りしも軍事クーデターによってオボテ政権から、英国の支援を受けたイディ・アミンが、新大統領の座についた時だった。アミンは、国民の期待を集め、広く支持されていた。診療所で働き始めたニコラスは、劣悪な環境と未だにウガンダの多くの国民が呪い師の祈祷に頼っていることを聞き愕然とする。そんな頃、アミン新大統領が診療所の近くで演説すると聞いて、興味本意で見物に行ったニコラス。アミンのカリスマ性を秘めた熱弁に聞き入ってしまい、すっかり魅了されたニコラスだった。演説会が終わった直後、アミンの護衛兵に呼び戻されたニコラス。アミンの乗った車が牛とぶつかり怪我をしてしまったという。かけつけた、ニコラスは手当をするが、瀕死の牛が暴れようとしていたのを、治療に集中できないとアミンの銃を使い、射殺してしまった。激しい気性と、手際のいい治療で、アミンはすっかりニコラスを気に入ってしまう。そして、ニコラスを主治医として厚遇し、医学以外の面でもさまざまな領域にわたってアドバイザーとして活動することになったニコラス。アミンは、前政権のオボテ派の勢力によって何度も暗殺の危機にさらされ、疑心暗鬼になっていく。そして、一部の護衛とニコラス以外を信用しなくなったアミンの行動がニコラスの耳に入ってくるようになった。それによれば、アミン政権への不平を言ったり、反対派と目されたりオボテという疑いだけで、そうした人々が姿を消すというものだった。それでも、時間がたつにつれ、公然と反対派と目された人々が殺され、遺体もそのまま捨て置かれるという事態にまでなってしまった。そうしたなかで、ニコラスも怖くなって、国に帰りたいというのだが、許してもらえず、さらに危ない事態の種をまいてしまうのだった。
 映画では、76年のエンデベ空港へハイジャックされたエールフランス機がでてくるが、実際のアミン大統領は79年に亡命するまで、政権の座についていた。彼は、30万人とも40万人ともいわれた反体制の人々を虐殺したといわれている。それで、ついたニックネームが「人食い大統領」というものだった。他人を信用できないという人間はどこにでもいるが、彼のように権力を集中して持ち、生殺与奪の権限も独裁的にもっていると、少しでも自分に逆らうという風に思われてしまえば、即命がなくなるということだ。そうした独裁者の心情をフォレスト・ウィテカーが実に見事に演じていた。彼については、以前観た「クライング・ゲーム」でも印象深かった。また、監督としても「微笑みをもう一度」などの作品がある。左右非対称の目にすごみがあり、一度みたら忘れられない顔だ。とにかく、彼の演技に尽きる作品といえよう。


監督:ケヴィン・マクドナルド
出演:フォレスト・ウィテカー/ジェームズ・マカヴォイ
2006年英・米映画 上映時間125分
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