FC2ブログ

*All archives* |  *Admin*

2019/09
≪08  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   10≫
シングルマン
 1962年LAで英文学の大学教授をしているジョージは、16年間共に暮らしたジムを交通事故で亡くし、失意のなかにあった。11月30日というもう、クリスマスを間近に控えた金曜日、憂鬱のなか自死を決意し身辺整理をおこなった。大学に行く途中でも、隣家の普段は疎遠な少女の表情にもふと安らぎを感じた。大学では、学生のケニーがジョージの住所を聞きに来たという。そして、授業では白熱した議論が展開され、その後ケニーと立話をした。その後、銀行に行き、さらに銃砲店で弾丸を購入した。帰宅したジョージは遺書や保険証書などをきちんと並べた。そして、拳銃をとりだしたジョージだった。すると電話が鳴った。実はこの日、夕食は近く住むチャーリーととる約束があったのだ。チャーリーはかつて、ジョージの恋人だったが、彼がゲイであることで、別れたのだった。しかし、チャーリーもその後結婚して子どもができたのだが、9年間の結婚生活で離婚して現在は一人暮らしをしていた。ふたりは、ディナーを共にした後語り合う。しかし、ジョージはチャーリーの家を後にする。そして、ふと思い立ってかつてジムと知り合ったバーに行きスコッチを買って帰ろうとした時、ケニーが店に入ってきた。ケニーとグラスを傾けたジョージだった。
 かつて、グッチのデザイナーだったトム・フォードの初監督作品。もの哀しい旋律のサントラを背景に喪失感からの絶望のなか、死を決意して違った周囲の状況を淡々と描いている。先の「英国王のスピーチ」でも素晴らしい演技を見せたコリン・ファースはこの作品では、絶望と日常でのわずかな希望を交錯させながら揺れ動く思を繊細に表現していた。ある意味、「英国王のスピーチ」よりもよかったのではないかと思った。特に、愛する人を失った喪失感から寂莫とした思いにいたるのは、現在の東北関東大震災の被災者で肉親を失った人々にも見受けられる。そうしたなか、ジュリアン・ムーアも「マグノリア」で見せた存在感を彷彿させた。とても印象に残る作品。


監督:トム・フォード
出演:コリン・ファース 、ジュリアン・ムーア、ニコラス・ホルト、テディ・シアーズ
2009年米映画  上映時間:101分
スポンサーサイト



テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

Secret
(非公開コメント受付中)

プロフィール

skdfg

Author:skdfg
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード
ブログ内検索
Amazon

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カレンダー
08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -