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必死剣 鳥刺し
 海坂藩主右京太夫の観能の会が終わり、藩主以下が退席する途中、近習頭取・兼見三左エ門がいきなり側室の連子の胸を一差しにした。城は騒然となり、三左エ門はすぐに捕らえられ、神妙に沙汰を待っていた。城内では、連子のこれまでの所行が取りざたされていた。美貌に取り込まれた右京太夫の寵愛を背景に政治向きにまで口を出し、緊縮財政を余儀なくされた財政状況下でも贅を極め、それに逆らう者は詰め腹を切らされるという事態にまで至っていた。三左エ門は同僚らが「女子の毒でご政道が病んでいる」といった話に耳を傾けるだけだったが、先年妻の睦江を病気で亡くし、独り身での独断で連子刺殺をおこなったのだ。こうした同情があったものの、打ち首は免れないという見方が大半だった。ところが、中老・津田からは意外な沙汰が下された。それは1年の閉門と禄の減少というものだった。そこで、奉公人に暇を出し「下女」と姪の里尾だけを残し、三左エ門は物置に自ら入り謹慎蟄居をするのだった。やがて1年間の閉門は解かれた。久しぶりに自由の身となった三左エ門は単身藩内を歩くことにした。その折り、藩内の百姓の暮らしぶりを見て回る藩主の別家・帯屋隼人正と遭遇する。この隼人正は連子に振り回されてきた藩主右京太夫の民百姓に過酷な年貢を強要する姿勢に不満を抱いていた。すると、三左エ門は津田から禄を旧に戻し、右京太夫の近習として再び城で勤務するように言われた。その際、津田は三左エ門が「必死剣・鳥刺し」の使い手であることを聞いてきた。それでも、右京太夫は連子のことがあってか、三左エ門と顔を合わすのを嫌がっていた。一方、家では献身的に身の回りを世話してくれる姪の里尾の行く末が気になり、見合いをさせる。しかし、里尾はいつしか三左エ門に恋していたのだった。そして、一夜だけの契りを交わし、田舎の知り合いの元に預け、必ず迎えにゆくと声をかけたのだった。そんな折り、城内に別家隼人正が刀を持って右京太夫への目通りを請うてきた。その雰囲気に気圧されて皆が引き気味のところ、ただ一人三左エ門だけが「お手向かいいたす」と隼人正に対峙する。
 藤沢周平の短編を映画化したものだが、今回は中級武士ということだが、豊川悦司が好演している。ただ別家の吉川晃司もいいんだが、もう少し彼の行動と思いを描いて欲しかった。そうすれば、ラストがもう少し深いものになったと思う。ただ、残念なのは里尾役の池脇千鶴はもう少し色気があればいいのだけど、何か子どもぽくて相手役としてはいささか不満が残った。戸田菜穂がけっこういい味出しているだけに、余計に目立った。必死剣もなかなか見応えがあった。


監督:平山秀幸
出演:豊川悦司、吉川晃司、池脇千鶴、戸田菜穂、小日向文世 、岸部一徳
2010年日本映画  上映時間:114分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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