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灰とダイヤモンド
 1945年5月ドイツの降伏によって、ソ連の影響下で労働者党政権となったポーランド。しかし、これまでドイツと戦っていたロンドンに亡命した指導部下の国内軍抵抗組織は、ソ連派の現政権に抵抗していた。その抵抗組織のアンジェイとマーチェクは新たに労働者党県委員会書記に就任したシチューカを町外れで待ち伏せていた。そこに現れたジープに乗る二人組を撃ち殺したアンジェイとマーチェク。そして、モノーポルホテルに着いた二人の前にシチューカが現れたのだった。実はシチューカが知人と会って現場を通る時間が遅れたのだった。その日ホテルでは地元の市長・シフェンツキがシチューカを歓迎するとともに自らが大臣に内定したこともあっての宴会を催すことになった。アンジェイは組織からシチューカの暗殺を実行するよう命令された。そこで、マーチェクに翌朝4時半の始発列車が出るまでに実行するように伝える。マーチェックはホテルのバーで働くクリスティーナに一目惚れをしてしまう。そしてマーチェックはクリスティーナを誘い出すことに成功する。そして、彼女とのつかの間の逢瀬にマーチェックは、このまま彼女との生活を夢見るのだが、アンジェイは冷たく任務を遂行するよう言い放つ。意を決したマーチェクは、シチューカの暗殺に向かう。
 今年、「カティンの森」を観てこの作品をもう一度観たいと思っていた。印象に残っていたマーチェクの死のきっかけが、「カティンの森」で描かれた画学生、すなわちアンジェイ・ワイダ監督を投影しているといわれているあの場面とダブってしまった。結局、戦前からソ連に蹂躙されてきたポーランドの苦しみが伝わる傑作。原作では、ドイツの強制収容所でドイツ側に寝返り「カポ」という看守助手として同胞への残虐行為をおこなった存在も描かれている。また、シチューカ父子のことも興味深い。


監督:アンジェイ・ワイダ
出演:ズビグニエフ・チブルスキー、エヴァ・クジイジェフスカ、アダム・パウリコフスキー、ボグミール・コビェラ
1958年ポーランド映画  上映時間:102分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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