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瞳の奥の秘密
 1999年のアルゼンチンの首都ブエノスアイレスの裁判所に定年を迎えたベンハミンがかつての上司イレーネを訪ねる。ベンハミンは25年前に起きた事件を小説として執筆していることを打ち明けた。その事件とは二人にとって忘れられない事件であった。当時、連邦刑事裁判所に勤務していたベンハミンは、有名大学を卒業して彼の上司となったイレーネとともに仕事をすることになった。ある日、殺人事件が起きて、ベンハミンとパブロが担当することになった。それは新婚間もない女教師リリアナがレイプされて殺されたという事件であった。お節介な隣の担当者が、予断から二人の男を逮捕して拷問によって、自白させた。しかし、彼らと面会したベンハミンはただちに、告発しその男は左遷させられた。一方、夫のリカルドは銀行に務めていて、事件によって憔悴しきっていた。ベンハミンはリカルドに妻のアルバムを見せてもらった。すると、何枚かの写真にリリアナを見つめている男がいることがわかった。アルバムに書いてあった名前からゴメスというリリアナの幼なじみだということがわかった。調べるとブエノスアイレスにいることがわかった。すぐに彼を参考人として調べようとしたのだが、判明した現住所からはすでに姿をくらませていた。その後の進展がない中、ベンハミンはリカルドと駅で会った。彼はゴメスが駅を使わないかと、張り込みをしていた。それを見たベンハミンはどうしてもゴメスを見つけようと決心した。様々な手段を駆使して、とうとうゴメスを追い詰め逮捕することができた。ベンハミンはイレーネとの連携でゴメスの自白を得た。裁判で終身刑になったゴメスだが、ベンハミンのかつての同僚が、意図的に刑務所の中にいたゴメスを反政府勢力から情報を得るためと称して恩赦を与え、自分の部下として使っていることがわかった。そこで、酒好きのパブロが酔ってつぶれてしまいベンハミンを家に連れてきた。そこで、パブロの連れ合いを呼びにいった間に、パブロは殺されてしまった。その後、ベンハミンは命が狙われている可能性があり、地方に転勤になり25年が経過した。
 殺人事件を縦軸に主人公ベンハミンのイレーネへの思いが二つの時代を交錯させて描かれている。アルゼンチンの司法制度が、よくわからないのだが、イレーネやベンハミンは当初連邦裁判所の判事の下で働くが、イレーネはその後検事、さらには判事補という職に就いている。つまり、裁判所の下に検察、警察が置かれているというみたいだ。それは、ベンハミンが警察とともに事件現場に行ったり、容疑者逮捕の指揮をとったりしている場面もあったりしたところからも伺える。それはともかく、酒浸りだがけっこう鋭いパブロがいい味出していた。ベンハミンの書いた小説はイレーネへの愛の告白という側面がでているが、もうひとつ妻を殺されたリカルドの妻への愛と犯人ゴメスへの憎しみが描かれている。タイプライターとか事務所のドアを開けたままの対応と閉めての対応というあたりや、ラストがなかなか印象的だった。


監督:ファン・ホゼ・カンパネッラ
出演:リカルド・ダリン、ソレダ・ビジャミル、パブロ・ラゴ、ハビエル・ゴディノ
2009年スペイン・アルゼンチン合作映画  上映時間:129分
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