*All archives* |  *Admin*

2017/05
≪04  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31   06≫
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ハイジャック181
 1977年9月西ドイツのRAF(ドイツ赤軍)は、創立メンバーなど逮捕された同志の奪還にむけ、ドイツ経営者連盟会長ハンス=マルティン・シュライヤーを誘拐した。しかし、シュミット西独首相はテロリストの要求はのめないという態度を貫いていた。そして10月、RAFのメンバーが軍事訓練を受けるなど共闘していたPFLP(パレスチナ解放戦線)の男女4人がルフトハンザ航空181便をハイジャックし、RAFの要求を受け入れるようにと主張した。彼らはローマに着陸し、水や食料などを調達した。これに対してシュミット首相はユルゲン・ヴィシュネヴスキーを全権特使として現地に派遣し、あわせて特殊部隊・GSG-9の投入を決意し責任者の中佐を呼び寄せた。一方機内では、銃と手榴弾をちらつかせたPFLPメンバーが揃いのゲバラを染め抜いた赤いTシャツを着て乗客を制圧していた。交渉はなかなかはかどらず、PFLPの幹部はソ連の大使に面会を申し入れ側面から解決を図ろうとするが、ソ連も関わりを持ちたくないという。飛行機はどこも着陸を拒否する中、空港が閉鎖されていた南イエメンのアデンに強行着陸する。機長はPFLPのリーダーに許可を得て、機外の出て点検する。その後、南イエメンの責任者にこの飛行機の離陸を許可しないように要請する。それは、本来の飛行場ではないところに着陸したため、機体に影響を与えたことを心配してのことだった。しかし、機内に戻るとPFLPのリーダーは機長が情報をリークしたということで、殺害してしまう。そして、飛行機はソマリアのモガディシュに飛んだ。PFLP側は、この日を最終期限として最後通告をおこなった。しかし、ドイツ側からの返事はなく、PFLPメンバーは機内に爆弾を取り付け、乗客たちの全身に酒を振りまき、爆発炎上を促進させようとした。乗客たちは、政府に見捨てられたというあきらめが漂っていた。一方、ヴィシュネヴスキー全権特使はソマリア側と交渉しGSG-9による突入作戦を準備していた。そのため、PFLP側にRAFメンバーをドイツから連れてくるという偽情報を流し、安心させた上でGSG-9を投入し、3人のPFLPメンバーを射殺し一人を逮捕した上で、人質全員は解放された。
 この事件の直前、日本赤軍が日航ダッカハイジャック事件を引き起こしている。こちらは対照的に反日武装戦線のメンバーなど6人を服役していた刑務所から超法規的に日本赤軍に合流させ、あわせて600万ドルの身代金を手に入れた上で、人質を解放している。結局、RAFの創設メンバーはこれらの作戦の失敗があって、何人かは獄中で「自殺」したらしい。日本国内にあっても、三里塚闘争も翌年の開港阻止闘争などあった頃だ。それはともかく、映画のなかで乗客を処刑にしようというなかで、最初に狙われたのがユダヤ人だった。これは、イスラエルと敵対しているという状況からなのだろうが、アウシュビッツと二重写しに見えた。それと、4人という少人数での制圧という事情はあるにせよ、人質に対する対応はひどいと感じた。


監督:ローランド・ズゾ・リヒター
出演:トーマス・クレッチマン、ナディヤ・ウール、サイード・タグマウイ、ヘルベルト・クナウプ
2008年独映画  上映時間:109分
スポンサーサイト

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

Secret
(非公開コメント受付中)

プロフィール

skdfg

Author:skdfg
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード
ブログ内検索
Amazon

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。