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SR サイタマノラッパー
 埼玉県の北部「福谷市」のラッパーとして独り立ちを目指すグーループがいた。彼らはSYO-GUNというグループで集まったメンバーが来月初ライブをやろうと決めた。彼らのたまり場は倉庫のようなところで、楽器や録音機材さらには、それぞれの私物が雑然と置かれていた。その中のIKKUは新聞の切り抜きを集め時事ネタの収集をしていた。TOMは「おっぱいパブ」でバイト、MIGHTYは家業の農業の手伝いをしていた。年長のKENとTECはあまり顔を出さないが技量的には上のようだ。そんなある日、IKKUとTOMの高校の同級生で中退して東京でAV女優をしていた千夏が帰ってきた。偶然会ったIKKUはびっくりするが、彼女はIKKUに「まじめに働け」と言い放つのだった。しかし、彼女が戻ってきたという噂はたちまち広がりMIGHTYは千夏の出演したDVDを買い、皆で観るがIKKUとTOMは複雑な思いだった。一方、KENとTECは市役所の地元の若者ががんばっている姿を紹介するという集いに参加することを承諾したものの当日ドタキャン、残りの三人がラップをおこなった。しかし、参加者からはあまり評価されず、むしろ辛辣な質問や意見が相次いだ。そうしたなか、ライブに向けてIKKUの先輩で病弱で闘病中のT.K.Dに作曲の依頼をした。彼は引き受けてくれできた曲をCDに焼いてくれたが、まもなく亡くなってしまった。さらに、SYO-GUNも千夏を紹介しろというKENとTECに返事をしないIKKUに二人は切れてしまう。そして、IKKUとTOMは彼らと袂を分かち倉庫を後にする。すると、当の千夏も再び東京に行くという。IKKUは密かな思いも告げることもできず、持っていた携帯のCDプレーヤーごとT.K.Dに作曲してもらったCDを聞くように手渡した。そしてIKKUもニートから焼肉屋でバイトをすることになった。そこへ、偶然客としてTOMが工事現場で働く同僚たちとやって来た。そんな彼にラップで、もう一度ラップをやろうと呼びかけるIKKU。
 けっこう若者たちの支持や高い評価があり、第2弾も制作されたことは周知の通り。しかし、ジェネレーションギャップというか、あまりこうしたHIP-HOPなど聞いたことがない者としては、あの独特の節回しが耳にすんなり入ってこなかった。だから最後の場面の呼びかけもあまりよくわからなかった。せめて、字幕でもあればもっとよく理解できたと思う。そんなことは、邪道なのだろう。しかしこの国でもあんな独特の音楽に合わせて韻を踏んだりしての節回しは謡曲や浄瑠璃といった伝統芸能で脈々と伝承されており、あれも聞き慣れていなければ耳になじまいのと同じではないかと思ってしまった。それと、夢をおい挫折しながらも踏ん張るというところを目指すのだが、どうにも埼玉の片田舎の悲哀がでている。「反権力」も口だけ、まともに社会へ立ち向かうこともしない。情けない限りのラッパー。こんな情けない若者たち、しかし希望や未来を持てなくさせた駄目な大人たちへのせめてもの反逆なのかと思えた。


監督:入江悠
出演:駒木根隆介、みひろ、水澤紳吾、杉山彦々、2009年日本映画  上映時間:80分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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