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シャッター・アイランド
 1954年9月ボストンから18キロも沖合にある通称シャッター・アイランドに、連邦保安官テディが相棒のチャックとともに船でやって来た。それというのも、この島にあるアッシュクリフ病院は犯罪をおかした「精神障がい者」を収容するもので、断崖絶壁に囲まれ唯一船だけが交通手段で、武装した警備隊が絶えず見張っていた。そんな場所から、一人の女性患者が行方をくらましたという。その女性はレイチェル・ソランドといい、自分の子ども3人を溺死させたという。しかも、この島に来てからも、ここが自宅だと思い続けていたという。彼女の部屋からはメモが発見され「4の法則、67とは誰か?」と書いてあった。この島で働く医療関係者や警備員たちは、テディたちにはよそよそしく協力する気がないらしい。そんななか、相棒として初見のチャックに、テディはこの島に来たのは、自ら志願してきたと打ち明けた。それは、妻をアパートの火災で亡くしたのだが、それはアンドリュー・レディスという男の仕業で彼がこの島にいるらしいということを確かめにきたのだという。島に上陸してから、船酔いが治まらず、薬をもらって飲んだテディだったが、かえって悪夢に悩まされることになる。彼は第二次大戦中、ユダヤ人の収容所の解放に立ち会っていた。そんななかチャックが崖の下に転落しているの目撃し、崖を降りるとチャックの姿は消えていた。しかも、崖の中腹から光りが見え、そこに行くとレイチェル・ソランドと名乗る女性がいた。彼女はこの島にきた医師だったのだが、この島でやっている治療と称してやっている行為に批判的だったので、彼女は患者にされたというのだ。しかも、何をどう説明しても、一旦「精神障害」と決めつけられれば、すべての言動がその裏付けとされてしまうと主張するのだった。そんななか、夢と現実が交錯し亡き妻の幻影との会話するテディ、いったいどこに真実があるのか。
 1950年代が舞台であり、たしかにロボトミーという脳の手術をしたという事実があった。ただ、現在でも「精神障害」への根強い偏見があるなかでは、何でも「謎とき」の題材にするのは、あまり賛成はできない。しかも、予告編でも紹介されていた脳が勘違いするという例で同じ長さの線や平行線が曲がって見えるという指摘があったが、これもあまり適切とは思えなかった。確かに細かい「謎」についていくつか思い当たるところはあったが、だからといって2度見3度見までしようとは思わない。ただ、デカプリオは、ベン・キングスレーやマックス・フォン・シドーらを向こうに回しての好演が光った。でも、やっぱり哀しい役回りは相変わらずだとも思った。


監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングズレー 、 ミシェル・ウィリアムズ、マックス・フォン・シドー
2009年米映画   上映時間:138分
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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

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人間の心こそ最大のミステリー。何分で仕掛けに気づくか、同伴者と競うも良し。ラストについて、自説を語るも良し。または肩ひじ張らず、素直に観てしっかり騙されるのも楽しいお薦め作品だ。
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