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セントアンナの奇跡
 1983年ニューヨークの郵便局の窓口。定年を間近に控えた黒人職員ヘクターが切手を買いに来たある男をドイツ製の拳銃で射殺するという事件が起きた。ヘクターは前科もなく品行方正で、妻を数年前になくして一人暮らしだった。彼の部屋からは1944年イタリアのサンタ・トニリーター橋にあった塑像の一部である女神の頭部が発見された。しかも、時価で500万ドルもするというものだった。そして、40年前ヘクターたちが従軍したイタリア戦線の回想場面となる。当時は、黒人差別が厳しい時代であり、黒人だけの部隊「バッファロー・ソルジャー」が創設された。しかし、軍隊内部でも差別は歴然としており、激戦の中にあって「捨て駒」のように扱われていた。こうしたなか、ヘクターはスタンプス、ビショップ、トレインの4人だけがドイツ軍との戦闘の後取り残されてしまった。そんななか、一人の少年をトレインが助けた。少年はアンジェロという子だった。アンジェロはトレインを肌の色からチョコレートの巨人と呼び、トレインになついた。トレインは腰には女神の頭部象をぶら下げていた。こうして5人は、ドイツ軍の撤退したイタリアのセント・アンナの近くの村にたどり着いた。そこでは、黒人たちをはじめて見るの人々だが、アメリカのように差別はしなかった。それでも、ムッソリーニのファシスト党に入っていた老人もいるものの、多くの男たちはパルチザンに入りドイツ軍と戦っていた。
 米軍のなかの黒人差別、ドイツ、イタリアと連合軍の戦い、一方でパルチザン掃討に向けたドイツ軍によるセント・アンナの住民虐殺事件行方不明となった女神頭部象などの実話をたくみに織り込んだストーリーが上手く展開されていく。ただ、アンジェロと亡くなったもう一人の少年アルトゥーロとの会話が、キリスト教と戦争の関係について語る場面も含め様々な思いが描かれている。40年後における偶然の邂逅がもたらしたものも含め、そこにおける真相と亡くなった人々への鎮魂と、最後の奇跡に驚かされる。


監督:スパイク・リー
出演:デレク・ルーク、マイケル・イーリー、ラズ・アロンソ

2008年    上映時間:163分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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