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ハゲタカ
 かつて、辣腕ファンド・マネージャーとして名をはせた鷲津政彦は、海外で隠遁生活をしていた。そんな彼をようやく捜し当てて訪ねてきたのは芝野健夫だった。彼はあけぼの光学を離れ、アカマ自動車の再建にむけ役員となっていた。アカマは再建の切り札として新型車を発表したばかりだった。しかし、アカマへの悪評がインターネットで流され、何かあると感じた柴野が鷲津に協力を求めてきたのだが、鷲津は断った。しかし、その直後、ブルー・ウォール・パートナーズというファンドの劉一華と名乗る残留日本人3世が現れアカマ自動車のTOBをマスコミの前で宣言した。このニュースを聞いた鷲津は久方ぶりに日本に帰国し、鷲津ファンドの活動を再開した。アカマ自動車の古谷社長やメインバンクMGS銀行の西島頭取などと協議して、鷲津はホワイトナイトとなって劉一華と対抗することにする。鷲津はかつてアメリカのホライズン社で活動していた頃、若手の使い走りとして劉一華がいたことを思い出していた。劉は表向きは、アカマ自動車の経営陣をそのままに資金提供していくと表明していた。さらに劉はアカマで働く派遣労働者守山に巧みに近寄り違法な就労実態を暴き、デモを呼びかけるよう仕向けた。こうした、細工によってアカマ自動車の古山社長と劉は合意に向かった。しかし、鷲津は劉の正体を知り、さらに次の仕掛けに向かった。それというのも、実は劉の後ろには中国政府の資金が存在していた。彼らは自国にアカマの技術を取り込みたいという思惑を持っていたのだ。鷲津はドバイに飛び、中東のオイルマネーのバックアップを取り付けた。そして、リーマン・ショックに苦しむアメリカの投資会社の買収を表明する鷲津。その際、かつてIT会社社長をし、現在は旅館の経営に専念している西野の協力を得ていた。そうした動きを東洋テレビの三島由香は追っていた。
 強欲資本主義その正体をさらけ出したものの、それはまだ本当の意味の終焉は迎えていない。一方、中国は今や、資本主義体制に組み込まれ、形はどうあれまさに「国家独占資本主義」のように思えてならない。この中国をも含めての、これからの世界経済が動いていく。一方日本では、この作品にも出てくるように、人件費はかつてのように正規社員を中心に固定費に計上されていたが、派遣労働者を雇用するようになってからは、変動費としてモノと扱われてしまった。こうしたことも含めて、日本の資本主義の有りようもグローバリズムという名のアメリカ型からの脱却が必要だと思うのだが。



監督:大友啓史
出演:大森南朋、栗山千明、柴田恭兵、玉山鉄二、高良健吾、遠藤憲一、松田龍平、中尾彬
2009年日本映画   上映時間:134分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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