カジノ・ロワイヤル-1967年版-
2006-12-18(Mon)
1967年版カジノロワイヤルでは、ジェームス・ボンドはすでに退役し、豪華な屋敷で悠々自適の生活を送っていた。そこに、英国情報部のMことマクタリーとCIAのランサム、ソ連KGBのスメルノフの3人が訪ねてきた。彼らは国際陰謀団スメルシュによって、各国のスパイが次々に殺されており、ボンドに再びカムバックして欲しいと要請する。それを断ると、突然ボンドの広大な邸宅が次々に爆撃され吹っ飛んでしまった。その際、Mも死んでしまう。ボンドは現役復帰の決意をし、ロンドンに向かう途中、Mのスコットランドにある城に寄りMの妻にお悔やみを言いに立ち寄ったのだが、Mの妻や娘たちはすでにスメルシュによって入れ替わり、ボンドを攻略しようとしていた。しかし、ボンドは無事ロンドンに到着、Mの後任となった。そこで、つぎつぎに新しいスパイを採用し、彼らすべてを「007」とするのだった。そして、スメルシュの配下のル・シッフルがカジノロワイヤルで大勝負をするという情報を得て、確率学者のトレンブルを007として送り込み勝負をすることにする。そして、ボンドが愛した唯一の女性マタ・ハリとの間にできた娘マタ・ボンドも、007となり、スメルシュと闘うことに。いっぽう、南米でスパイ活動中、捕まったボンドの甥ジミー・ボンドも意外なところで登場する。
1967年の製作の007だが、ショーン・コネリー版のパロディで、なんと言っても初代ボンドガールのアーシュラ・アンドレスが出ている。さらに、ボンド役にはデビット・ニーブン、カジノで勝負する007にはピーター・セラーズが扮している。この二人は、63年に有名なクルーゾー警部シリーズの第1作「ピンの豹」でも共演している。さらに、ル・シッフル役にはオーソン・ウェルズ、さらにはデボラ・カー、ウィリアム・ホールデンさらには若き日のウディ・アレンが出ている。’97年から007をパロディ化した「オースティン・パワーズ」シリーズは、明らかにこの「カジノ・ロワイヤル」を参考にしていると思う。ちなみにこのオースティン・パワーズにもゲスト出演しているバート・バカラックはカジノ・ロワイヤルの音楽も担当しており、主題歌の「look of love」は名曲だし、ハーブ・アルパートトティファナ・ブラスの音楽もけっこういけていた。
監督 ジョン・ヒューストン他
出演 ピーター・セラーズ、デビット・ニーブン、ウッディ・アレン
1967年英映画 上映時間130分
1967年の製作の007だが、ショーン・コネリー版のパロディで、なんと言っても初代ボンドガールのアーシュラ・アンドレスが出ている。さらに、ボンド役にはデビット・ニーブン、カジノで勝負する007にはピーター・セラーズが扮している。この二人は、63年に有名なクルーゾー警部シリーズの第1作「ピンの豹」でも共演している。さらに、ル・シッフル役にはオーソン・ウェルズ、さらにはデボラ・カー、ウィリアム・ホールデンさらには若き日のウディ・アレンが出ている。’97年から007をパロディ化した「オースティン・パワーズ」シリーズは、明らかにこの「カジノ・ロワイヤル」を参考にしていると思う。ちなみにこのオースティン・パワーズにもゲスト出演しているバート・バカラックはカジノ・ロワイヤルの音楽も担当しており、主題歌の「look of love」は名曲だし、ハーブ・アルパートトティファナ・ブラスの音楽もけっこういけていた。
監督 ジョン・ヒューストン他
出演 ピーター・セラーズ、デビット・ニーブン、ウッディ・アレン
1967年英映画 上映時間130分
スポンサーサイト