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愛をよむ人
 1958年戦後の西ドイツ、高校に通う途中、気分が悪くなった15歳のマイケルは雨の中電車を降り、近くの建物の前で座り込んでしまった。すると、住人の女性が介抱してくれ、家まで送ってくれた。マイケルは猩紅熱に感染していて、3ヶ月隔離され治療を続けた。やっと外出できるようになり、親切な女性にお礼を言いにやって来た。彼女の部屋は狭くいきなり正面に浴槽が置いてあるというものだった。忙しげに働く彼女が、着替えて職場に行くからと言うので何気なくのぞいた下着姿を見てどぎまぎして帰ったマイケル。それでも、また訪ねて成り行きで彼女と結ばれたマイケル。彼女はハンナという市電の車掌をしていて、マイケルより21歳も年上の女性だった。はじめての性体験で帰宅したマイケルは兄弟たちがより幼く見え、厳格な父や母親に対する見方も違ってしまった。それからのマイケル毎日彼女の部屋を訪ねて逢瀬を重ねていった。やがて、ハンナがマイケルの学校で習っている本に興味を持ち、「オデュッセイア」や「犬を連れた奥さん」に始まり様々な本をマイケルに朗読させるようになった。それがすまないと体を開かないというルールをつくった。そして、マイケルは密かに収集していた切手を売り、彼女と一泊でサイクリング旅行に出かけることにした。旅先では、親子と間違われたりしながらも楽しく過ごした。しかし、ハンナが職場での働きぶりを認められ、車掌から内勤に昇進することが告げられた日、マイケルとささいなことで言い争い彼を帰した後、突前姿を消してしまった。こうしてマイケルの一夏の恋は突然終止符を打つことになった。それから8年後、ハイデルベルク大学法科の学生になっていたマイケルはゼミの教授や他のゼミ生とともにある裁判の傍聴にやって来た。マスコミも注視しているこの裁判は、ナチの収容所での看守をしていた5人の女性に対するものだった。マイケルは被告席にいたハンナを見いだした。彼女は戦時中働いていた工場から、ナチのSSに応募し収容所で看守していた。そして、職務上彼女たちは次々に収容されたユダヤ人をガス室に送っていた。そのことについてハンナは職務として次々送られてくるユダヤ人を受け入れるためにやっていた、と言うのだった。そして、ユダヤ人母子が書いた本ベストセラーになっていたのだが、この2人がハンナたちに伴われ他の300人とともに収容所から他の施設へ徒歩で移動中、宿泊した教会が空襲に遭い中にいたユダヤ人が2人を除いて皆亡くなっていた。この事件についても追及されていた。看守たちは不可抗力と主張し、現場の指揮はハンナがとっていたというのだ。しかも、ハンナは職務上囚人としてのユダヤ人を解放することはできなかったと主張した。そうした内容と食い違う事件直後の報告書があった。他の看守たちはハンナが書いたものだと主張。しかし、傍聴していたマイケルはあることに気がついた。それはハンナが読み書きができないということだった。悩むマイケルはアウシュビッツの施設を訪れたり、ハンナに面会にいくのだが、結局会わずに帰ってきてしまった。それで、他の女性たちは4,5年の懲役だったがハンナだけは無期懲役の判決だった。それから、さらに10年結婚して娘が生まれたものの、離婚して一人暮らしをはじめたマイケルはあることを思いつく。それは、服役中のハンナにテープレコーダーとともに自らが吹き込んだ「ドクトルジバゴ」やかつて朗読した様々な本をカセットに納めたものを彼女に送ったのだった。やがて、刑務所内の図書館から借りた「犬を連れた奥さん」のページをめくりながら、吹き込まれた声をたよりに識字の勉強を独力ではじめた。それから数年たちマイケルに手紙を書くまでに上達していった。
 そして、ついに彼女が釈放されることになり、唯一の知人であるマイケルが身元引受人となることなり、はじめて彼女と面会する。その時マイケルは、収容所のことを聞くがハンナは今さら亡くなった人は戻らない、と言いつつも気にしている様子だった。
 ハンナが裁判中に尋問した裁判長に「職務としてやれと言われたことを、あなただったら拒否できますか」と逆に問い直す場面があった。またマイケルのゼミ生は「たまたま、本に書いた母子が現れたからこんな裁判になった。これは、ある種の見せ物だ」と言う。収容所もユダヤ人をガス室に送った人々は他にいっぱいいるのだから、たまたま特定できた看守だけをとりあげているにすぎないと主張する。そうした意味でも、ナチへ荷担した普通の人々を機械的に指弾するということ事態考えさせられてしまった。また、どういう事情があったのかにせよハンナが文字の読み書きをできなかったことの理由も含めその背景をしりたくなった。一方、老け役まで熱演したケイト・ウィンスレットは、かつてのタイタニックとは桁違いに好演していた。ただ、「ワルキューレ」と同様ドイツが舞台なのに英語で台詞を言うのは何か違和感がある。マイケルも実はミヒャエルというドイツ語でやった方が良かったのではないかと思ってしまう。


監督:スティーヴン・ダルドリー
出演:ケイト・ウィンスレット 、レイフ・ファインズ 、デヴィッド・クロス 、レナ・オリン
2008年米独映画  上映時間:124分
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テーマ : 映画感想
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