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青い鳥
東京都下東ヶ丘中学の3学期が始まった。しかし、そこには担任の姿はなかった。彼に変わって臨時の教員が教育委員会から派遣された。彼は村内という教師だった。初めて、2年1組の生徒たちに挨拶した村内は極度の吃音だった。しかし、彼は日直の生徒に、倉庫に入れられた机といすを持ってくるように言うのだった。その机は、前学期までこの2年1組にいた野口という生徒使っていたものだった。野口は、クラスでいじめにあっていた。彼の家はコンビニをやっていたたため、あだ名は「コンビニ君」だった。それで、おもしろ半分に2人のせいとが中心になって、野口へのいじめがおこなわれ、コンビニにあるお菓子を学校に持ってくるような要求が日々エスカレートしていった。そんななかでも、野口は表面的にはおどけて見せていた。それでも、そんな日々に耐えられず、自殺を図った。しかし、あわやというところで助かったのだった。それでも、彼の書いた遺書には「僕が死んだのはこの人たちのせい」と書かれ、その部分の3カ所墨で塗られたものがマスコミにも報道されていた。そうして、野口一家はコンビニを閉店して他所に引っ越していった。2年1組は、当該にのクラスということで何度も反省文を書かされていた。学校側も「ベストフレンズ運動」をスローガンとして大きく掲げ、校内には青い鳥ボックスという意見箱が設置されていた。そうしたなかで、村内の行為はクラスの生徒からは罰を強要するといううけとめがされていた。そうした反発から、村内のの吃音のマネをする生徒がいた。そうしたなかで、野口と仲の良かった園部は、今でも野口のことが気になっていた。それは、野口にポテトチップスを欲しいと言った時「お前までが」という思いがこもったような悲しく寂しそうな眼差しを忘れることができないからだった。一方、青い鳥ボックスには、ほとんどがゴミくずしか入れられていなかったが、「青い鳥ってなに」とか「人を嫌うこともいじめになるのでしょうか」と書かれた投書があった。すると「それもいじめだ」という生徒指導の教師がいた。毎日、無人の野口の机に「お早う、野口くん」と語りかける村内。園部は村内と二人だけの話で、学校側の一日も早くいじめ事件を忘れてしまおうとする対応のなかで、いじめられた側は一生涯いじめられた事実を忘れることはできないのだ語りかける。園部も、青い鳥ボックスなどの表面的で欺瞞的な活動に辟易しており、竹内の話にうなずく。そうして、一生涯忘れることの出来ないダメージを与えてしまった事に対する贖罪は簡単なものではないということを、竹内の話で理解することが出来た園部だった。
 自らの保身と、事なかれ主義をうわべの「ベストフレンド運動」や青い鳥ボックスで取り繕うとする中学の姿を縦軸に、自らも吃音という「障がい」をもった教員が相手にわかって貰おうとすると時は「本気で話さなければならない」と主張していた。その通りだと思った。感受性の豊かな時期、いじめとその対処法が、陳腐な表面だけの運動なんて、すぐに見透かされてしまうのはいうまでもない。もちろん、「人を嫌う」ことだって基本的には自由なのだから、所詮出来ない事を強要することの方が無理があると感じた。


監督:中西健二
出演:阿部寛 、本郷奏多 、伊藤歩
2008年日本映画  上映時間:105分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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