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レッド・ダスト
2000年、南アフリカ共和国ではアパルトヘイトの時代に犯した罪を全て明らかにすることで真相を明らかにし和解を促進するという真実和解委員会が設置されていた。こうしたなか、かつて警官をしていたヘンドリックスが、現在政治家として活動しているアレックスへの拷問について告白することを条件に恩赦の請求をおこなった。そして、当事者にそれぞれ弁護士がつき、町の劇場を舞台に聴聞会が公開で開かれることになった。アレックスは久し振りに故郷に戻ってきた。彼の弁護士はアメリカからやって来たサラという女性だ。実は彼女もかつてここで育ったのだ。そして、アレックスとサラに、スティーブというアレックスとともに逮捕され、現在も行方不明になっている男の両親が息子の消息も明らかにすべく、聴聞会でヘンドリックスの証言を聞き出して欲しいとの要請を受けた。聴聞会で、かつての拷問の記憶が蘇り、気分を悪くしてしまったアレックス。しかし、彼に対して拷問に耐えきれず全てを話したというヘンドリックスの証言は、聞いていた聴衆から「裏切り者」「恥を知れ」といった容赦のない言葉がかけられた。そこで、アレックスはスティーブとの秘密の通信をしていた缶を十八年ぶりに掘り起こしてきた。そこには、当時の警察がもっとも知りたがっていた反政府活動のメンバーの名前が書いてあった。しかし、それは警察には知られず、そこに名前が書かれていたメンバーは現在でも聴聞会に傍聴にきていた。これによってアレックスは自らが全てを自白したという事実を否定した。一方サラはかつて、高校生の時黒人の男性とつきあっていたため、警察に逮捕された経験があった。しかし、その時の記憶とアレックスの証言の違いに気づき、ヘンドリックスを追及し、ついにスティーブの身に起きた真相を明らかにすることができたが、それはあまりに酷いものだった。
 アパルトヘイトを描いた作品は結構あり、最近では「マンデラの名もなき看守」や「輝く夜明けに向かって」を観たが、真実和解委員会ということで、和解しようという運動は初めて知った。憎しみを持ち続け怨みあうよりは、過去は過去として和解していこうという。こうしたことをかつて、サラの弁護した今は老いた弁護士のベンがサラに語る。しかしサラは恋人だった黒人ととともに現在は二人でニューヨークに暮らしている。しかも、実の母はかつて娘が黒人とつきあったということの親の監督不行届ということで養育権を奪われ、結局オーストラリアに移り住んだという。こうした白人の側の傷に比し、黒人側では拷問が当たり前で、その過程で命すら奪われてしまうということも珍しくなかったという。それでも、反政府活動に関わって自白をしたという事実が明らかになり、政治的な立場を失うことになったアレックスもまた、心身共に被害者であった。「レッドダイヤモンド」でディカプリオの台詞に「アフリカの大地が赤いのはここに暮らす人々の血が浸みているからだ」というのがあった。この作品のレッド・ダストもこの赤い大地に巻き起こった埃なのだろう。



監督:トム・ホッパー
出演:ヒラリー・スワンク、チウェテル・エジョフォー
2004英・南ア合作  上映時間:110分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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