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トウキョウソナタ
 佐々木竜平は健康機器メーカーの総務課長だ。ある朝、中国から若い女性が会社にやって来た。それは会社が中国に進出して、若い労働者を雇うという前触れだった。その煽りを受け、竜平はリストラされてしまった。行き場を失い、途方にくれるが、家族には見えもあって、リストラにあったことは隠してハローワーク通いを始めた。しかし、前職の総務課長ということへのプライドもあってなかなか職は見つからない。昼に救済ボランティアの給食の列に並び、食事をしていると、高校の同級生だった黒須と会った。実は黒須もまたリストラにあって、3ヶ月めだという。お互いスーツを着ての職探しだが、黒須は定期的に自身の携帯に着信音を鳴らし、電話がかかってきたかのような振りをしていた。日がな一日二人は、公立の図書館で過ごしていた。なかなか職は見つからず、ある日黒須に誘われて、彼の自宅の夕飯をともにした。しかし、どことなく重苦しい雰囲気のなか、中学生の娘の眼差しからばれているのではという思いがした。一方、竜平の家族は大学生の貴と小学校6年の健二、妻の恵は男3人の面倒をかいがいしくみていた。貴はバイトに明け暮れ、時には朝帰りで、会話もあまりない。健二は下校時にピアノ教室を覗き、ピアノに興味をもっていた。ある日貴がアメリカの軍隊に入隊したいと言い出す。竜平は反対する。そのなかで「他人はどうあれお前が幸福になってくれればいい」と言う。そうした対応にさらに反発し、結局貴はアメリカに行ってしまう。健二も給食費を払わず、ピアノ教室の月謝にあて教室に通うことにした。家では拾ってきた音のでない電子ピアノの鍵盤で練習していた。こうした家族ばらばら状態で、恵は家族のことを思って作ったドーナツも誰一人食べてくれないことにがっかりしていた。そんななか、竜平がプライドを捨て、ようやくありついた職がショッピングセンターの清掃員の仕事だった。一方、健二はピアノ教室の先生からその才能を認められ、中学は音大の付属中に行くよう勧められた。そのことを両親に知らせるため手紙を書いたピアノ教師。しかし、それを目にした竜平は激怒し、一度ピアノを習うことを許可しなかったことあって、親に内緒で習っていたことが許せないというのだ。自分自身のリストラを隠していながら子どもには怒り、弾みで階段から落ちて大けがをした健二。恵は竜平がリストラされて、給食の列に並んでいた姿を見たことを打ち明けた。完全にばらばらになってしまったなか、家族3人に大きな事件が降りかかる。
 ありふれた家庭の小さな幸せとは、しかしリストラのなかで瓦解していくそうした生活。そうしたなかで、死を選んでいった姿を対比させつつ、そうした流れに向かうかのように見せてのラストは考えさせられた。「転々」でも好演していた小泉今日子。もうすっかりお母さん役なんだが、それでも魅力的。ラストで健二が奏でるドビュッシーのアラベスクが印象に残った。


監督:黒沢清
出演:香川照之、小泉今日子、小柳友、井之脇海、井川遥
2008年日本映画  上映時間:119分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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