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落語娘
 12歳の時、叔父がガンで闘病中、叔父の大好きな落語を一席語った香須美。叔父に誉められ、彼が亡くなってからは、高校、大学と落研で活動し、大学時代にはコンクールを総ナメするほどにまでなっていた。卒業後、あこがれの三松家柿紅の元に弟子入りをしようとしたが、女には無理と断られてしまう。たまたま居合わせたのが、三々亭平佐であった。彼は落語会の異端児として、寄席よりテレビなどでその奇行が喧伝されていた。そんな平佐が弟子入りを認めてくれたのだ。しかし、弟子入りから3年、前座として誰よりも早く楽屋に入り、太鼓をたたき、先輩たちの身の回りの世話を焼き、高座に上がれば冷たい視線のなじみ客からの心ないやじに見舞われていた。あげくには、先輩たちはなべてセクハラを繰り返し、それをかわすのにも苦労していた。さらに、師匠の平佐はテレビでの奇行がもとで謹慎中、香須美には稽古をつけるどころか、借金の肩代わりまでさせる始末だった。そんなある日、香須美の大学落研の後輩でスポーツ紙の記者をしている清水と出会い、ある情報を得たのだった。それは、長く封印された落語「緋扇長屋」に平佐が挑むというものだった。この話は、元々の作者で、明治時代の名人芝川春太郎が高座にかけようとして急死したというもの。それから後、この作品を高座にかけたのが関西の落語家だったが、彼も高座の途中で急死してしまったのだ。そこで、この原稿を持つ彼の妻に了解を得るため、山深い彼女の家を香寿美とともに訪ねた平佐だった。異様な雰囲気の中、読み終え、テレビクルーに心境を語る平佐だった。いっぽう、落語協会側からは、こうした世間の好奇心をあおるようなテレビの企画に乗せられた動きを快く思っていない三松家柿紅は、香須美に師匠を止めるならば、たとえ彼が協会を追放されるようになったとしても、他の師匠への弟子入りを世話してやるという申し入れを受けた。しかし、平佐はそうした動きを承知で香須美を破門するのだった。そして運命の「緋扇長屋」を披露する日がやってきた。
 落語界を題材にした作品はこのところけっこう多くある。そんななかでも、この業界の男尊女卑というか「女にはできるわけがない」といった思いの強い世界であり、そんな中で孤軍奮闘する香須美の姿が健気だ。一方、師匠の平佐は昔ながらの遊び人で、妻には逃げられ、女性たちとどんちゃん騒ぎが大好きというお気楽ぶり。それでも、噺だけはやるときはやるという一種天才肌だ。努力と精進をモットーにしている三松家柿紅とは対照的だ。落語の世界に少しホラーも加えた作品で、そこそこおもしろかった。


監督:中原俊
出演:ミムラ、津川雅彦、益岡徹、伊藤かずえ
2008年日本映画  109分
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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

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