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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
 アフガニスタンは1978年社会主義政権が誕生したがその基盤はけっして盤石ではなかった。しかも当時のイランでは、ホメイニにるイスラム革命が進行していた。こうした背景によって当時のソ連は国内のイスラム勢力への浸透を阻止する目的もあって、アフガニスタン政権を支援するということを掲げて軍事展開した。そのため、イスラム諸国から反政権と反ソ連でムジャーヒディーンと呼ばれた抵抗勢力が結成され闘いをおこなっていた。このソ連のアフガン侵攻は、批難の的であった。そうしたなか、アメリカもテキサス州選出の下院議員チャーリー・ウィルソンズはベテラン議員で国防委員会のメンバーであった。しかし、彼の秘書は「チャーリーズ・エンジェル」と呼ばれる「美女軍団」で本人も朝からウィスキーのボトルを密かにかたむけるというアルコール依存症気味だった。そんな彼は、ハリウッドで新作映画出資しないかとジャグジーバスに美女を侍らし、麻薬までも用意された接待にも乗ってしまう。しかし、彼はその現場でアフガンからの現状を訴えるテレビに眼を向けた。そして、当時のアメリカとして表立ったアフガン反政府組織への援助はできないというなかで、極秘の援助をすることになっていた。そして、郷里の大富豪でチャーリーの後援者でもあるジョアン・ヘリングからの電話でアフガン支援を500万ドルからいきなり1000万ドルに倍増する、ヘリングの手配で秘書とともにパキスタンに行きアフガン難民の惨状を目の当たりにする。根が単純なチャーリ―は胸を打たれ、CIAに手を打つと、優秀なのだが組織からもてあまされたガスト・アヴラコトスが派遣された。チャーリーはガストに有効な軍事物資とりわけソ連の軍事ヘリを撃墜するための武器について聞くと、CIA内の軍事アナリストを紹介した。対ソ連との関係もあり、武器はアメリカ製ではなく、ソ連から奪ったものを使うということになった。そうしたなかで、イスラエルとともにエジプトやサウジアラビィア、パキスタンといった政治的に対立している国々を極秘裏に協力してもらい、資金は米国防委員会の秘密予算で何とかするというものだった。そこで、国防委員会の委員長夫妻にもアフガンを視察してもらい、7年間で10億ドルもの巨額な援助を実現し、ついにソ連の軍事侵攻を阻止するに至った。この功績でチャーリーは表彰されるが、彼は最後にアフガンの子どもたちに学校を建設しようという提案をしたのだったが実現しなかったことを悔やんでいた。
 アメリカの議会における議員の立場というか、具体的な政策の実行過程が、けっこうなぁなぁでいい加減におこなわれ、けっこう日本流の根回しで動いているんだと思った。それと、ソ連があった時代だから、ジュリア・ロバーツ扮するセレブがただただキリスト教原理主義的反共で行動するあたり、テキサスなどでは、今でもそうした傾向が強いのではという印象を受けた。ともあれ、お気楽な議員の秘密裏の活躍でソ連の侵攻は阻止できたのだが、その後武器を手にしたムジャーヒディーンにはウサマ・ビン・ラディーンも参加しており、こうした戦闘を経験したなかからタリバン政権がつくられ、後の9.11テロにつながっていったことを思えば、皮肉な展開となったものだ。


監督:マイク・ニコルズ
出演:トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ
、フィリップ・シーモア・ホフマン
2007年米映画  上映時間:101分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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