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歓喜の歌
 東京都下のモノレールが走る地方都市。みたま文化会館の主任飯塚は、年の瀬を迎えても相変わらずのグータラぶり。部下の加藤だけが細々とした仕事をしていた。そして、12月30日の朝もう一日で仕事を終えるという日、翌日の大晦日の予約を入れているという「みたま町コーラスガールズ」からの電話があった。調子よく対応する飯塚のの傍らで顔色が変わる加藤。彼は「実は、昨日ママさんコーラスからの電話受けたのですが、こちらは「みたまレディースコーラス」でした」というのだった。あわてて確認したところ、半年前に両方とも予約済みだったのだ。しかも、時間も同じ夜の7時から9時となっていた。似たような名前で早とちりして、ダブルブッキングしていたのだ。飯塚はママさんコーラスなんて、どうせ暇つぶしでやっているんだろうから、何とかなるだろうとたかをくくって、双方に連絡を入れた。「みたまレディースコーラス」はスーパーマーケットを経営する松尾をリーダーとして歴史のあるグループで市長夫人など有力者の夫人が中心に活動していた。一方の「みたま町コーラスガールズ」はパートをやりながら一年間、必死に練習してきた女性たちのグループで、双方とも一歩も引かない。そこで、ガールズのリーダーで指揮をしている五十嵐が訪問介護の仕事をしている先を訪れた飯塚と加藤。そこで、五十嵐を伴いレディースの練習場である松尾邸に向かった。そこで、時間をずらしてもらいたいと申し入れたのだが、もう入場券も売ってしまい、今からでは無理といわれてしまう。疲れて文化会館に帰り、加藤とともに北京飯店から出前のラーメンを注文した飯塚。しかし持ってきたのは、タンメンだった。怒りにまかせアルバイトの青年に毒づく飯塚。これを見ていた加藤が半年前の予約を間違えられて怒るのは無理はないと言い出す。すると、北京飯店の娘が餃子を持ってきた。彼女は「実は母が「みたま町コーラスガールズ」の一員として病気で倒れた父の仕事である北京飯店の店を切り盛りし、それまでの本業だった仕立てもののリフォームの仕事とあわせてやっている」というのだ。それこそ朝から晩までコマネズミのように働き詰めの日々のなかコーラスもやってきたというのだ。そんな母の作った餃子を忙しさのなかで注文を間違えたお詫びとして食べてもらいたいというのだ。この話を聞きはたと自分の仕事のいい加減さに気がつく飯塚。あらためて、気持ちを入れふたつのコーラスを合同で発表会にしようとがんばる飯塚。
 原作が立川志の輔のパルコでの独演会のなかで生まれた新作落語「歓喜の歌」だ。映画版には落語には登場しない人物も含め多少膨らませているものの、基本の部分はまったく変わっていない。当初、やる気のない行政マン飯塚がママさんたちのひたむきさに影響され生き方も改めるというあたりはぐっとくる。あわせて、安田成美が健気でいて、けっこう大胆な役柄を好演していた。コーラスも由紀さおりの安田姉妹などを中心にきまっていた。けっこう笑わせ、その一方でじーんとくる落語の神髄を見事に映像化している。


監督: 松岡錠司
出演:小林薫、安田成美、伊藤淳史、藤田弓子
2007年日本映画  上映時間112分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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