FC2ブログ

*All archives* |  *Admin*

2019/11
≪10  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   12≫
ヒョンジェ
 1968年夏川崎、豪華クルーザーにライフルを所持した若い男が乗っていた男女数人を人質にしたシージャック事件が発生した。地元神奈川県警とともに警視庁の狙撃部隊5人も現場に向かった。ライフルを持った男は人質に銃口を向け、投降の説得に来た両親の言葉にも耳を傾けず、警官隊に向けても発砲を繰り返していた。ついに警視庁の判断で、ライフル犯にむけ狙撃の命令が下った。一人の警察官の発射した弾が男の心臓を撃ち抜いた。この容疑者死亡という事態に、マスコミは一斉に「行き過ぎ」「過剰対応」と報じた。やがて狙撃をおこなった警察官の家族にまで、中傷が繰り返され、やむなく彼は警察を退官した。それから11年、全国を転々としていた元警官加納靖史は大阪で小さな町工場に勤めていた。妻は苦労の末に病死し、一人息子の純と二人で暮らしていた。純はロックに夢中だが、毎日酒浸りの父とはまともに会話もしていなかった。ある日、純たちのバンドと朝鮮高級学校とのあいだでけんかになり、そのあおりでドラムスのメンバーがバンドを抜けてしまった。そんな折り、純は朝鮮高級学校でサッカーをやりながら、ドラムも練習しているキムヨンチョルと知り合う。ロックに国境も民族もないということで一緒にバンドをやることになった。そんな彼らが資金集めをしていた時、ヨンチョルが地元のヤクザに絡まれた。たまたま通りかかった加納が止めに入り、ヨンチョルを助けたのだった。一方、その頃三菱銀行に行員を人質にライフルを持った男が立て籠もるという「梅川事件」が起きた。現場に行った加納を、写真に撮った週刊誌の記者がいた。彼女はその後、加納に取材をする。そして、現在でも贖罪の意識にさいなまれている現実をしるのだった。ところが、彼女の知らないうちに加納の記事が週刊誌に載り、純もようやく父の事件を知り、反発をし家を出るというのだった。しかも、ヨンチョルは亡くなった兄(=ヒョンジェ)と加納の姿がダブって見えていた。さらに衝撃的な事実もわかってくる。
 冒頭は、かつて実際に起きた「瀬戸内海シージャック事件」(かつて石原良純主演「凶弾」で映画化された)を彷彿とさせた。そして11年後の大阪でも場面は「パッチギ!」を思い出させた。ただ、高校生バンドが「キャロル」の「ファンキーモンキーべービー」しかレパートリーがないのにがっかり。それと「キャロル」元「憂歌団」の木村くんが友情出演と主題歌を歌っているのも何だか象徴的だ。ただ、親子の絆や民族差別の問題についての問題提起はいい。しかし、現実のシージャック事件と在日朝鮮人の関係はないと思うのだが、梅川事件を絡め「狙撃」という絡みでは理解できるのだが、どうしてこのようなシチュエーションにしたのか、そちらの方に興味がそそられてしまった。


監督:井上泰治
出演:奥田瑛二 、高野八誠 、ハ・ヨンジュン
2006年日本映画  上映時間86分
スポンサーサイト



Secret
(非公開コメント受付中)

プロフィール

skdfg

Author:skdfg
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード
ブログ内検索
Amazon

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30